宝塚歌劇団雪組娘役の舞咲りんは85期生として初舞台を踏みました。
現在副組長である奏乃はるとと同期であり、みんなの頼れる姉御的存在な舞咲は舞台でもとても目立ったっています。
その魅力に色んな角度から迫っていきます。
[adsense]
少女から老婆まで・・・舞咲りんの圧倒する演技力
入団後は大きな目が特徴的で可愛らしい娘役だったことから、新人公演では姫役者として有名な白羽ゆりの役を演じたり、バウホール公演ホップ・スコッチでヒロインに抜擢されるなど、比較的少女役に選ばれていました。
学年が上がるにつれて、味のある濃い役へと演技の幅を広げ、大人の色気のある役や、老婆までこなすようになりました。
仁のヨネ役では宝塚には珍しい日本の貧乏なお婆さん役でしたが、毎回様々なアドリブを入れ、本当の老婆だと思われるほどの演技力を発揮しました。
雪組の何処にいてもすぐ分かる圧倒的存在感!
舞咲りんはベテランの上級生であるため、必ず役は付きますが、ただの市民役としてその他大勢の場面に出演することもあります。
その中で、決まった台詞はなくマイクは付いていないはずであるのに、舞咲は圧倒的な演技力でとても目立っています。
大勢の市民がいる中で、一人の市民として役になりきっているので、感情から溢れ出たかのような台詞が聞こえ、表情も迫力があります。
例えば雪組のベルサイユのばらでは、フランス革命時に政府に立ち向かう民衆としての怒りが全身から溢れ、声もよく通っていました。
演技だけではない!歌姫であるもう一つの顔
雪組の舞咲りんと言えば、演技力はもちろんのこと、迫力のある歌もその魅力のうちの一つです。
宝塚でも歌の頂点に立っている人や路線の人しか担うことができないエトワールを、全国ツアー含め、三回も経験しました。
また歌だけで行われるディナーショーの一つである、イゾラベッラ サロンコンサートにも出演し、外部のミュージカルであるミス・サイゴンやバーレスクの曲を歌い上げ、歌唱力を見せ付けました。高音部分を特に綺麗に響かせられるのも歌姫と呼ばれる所以です。
このように雪組の舞咲りんは舞台の何処にいても目立ち、また影ソロのような歌声だけでも誰か分かるほどの存在感と実力を兼ね備えた娘役です。可愛らしい見た目とその迫力とのギャップがファンに愛されています。