宝塚歌劇団と言えば、退団した後も女優業やタレント業で活躍している方が多く見られる劇団です。退団してからの活躍を見守るファンも数多く存在します。
そこで今回は、宝塚退団後も活躍している方や、歴代卒業生の退団理由などについてご紹介します。
テレビや映画での活躍が目覚ましい退団者
宝塚歌劇団を退団後、テレビや映画で活躍している方の代表的な卒業生が天海祐希さんです。天海さんは1987年に宝塚歌劇団に入団し、その後月組のトップスターとして活躍しました。
彼女は入団当初から注目を浴びており、短期間で主役に抜てきされたりスピード昇格したりと、劇団内でも目覚ましい活躍を見せました。その活躍ぶりは今では「伝説」と評されることもあります。天海祐希さんが宝塚歌劇団を退団するニュースは全国的に話題となりました。
出典:©KEN ON
天海祐希オフィシャルサイトより
また、真矢みきさんもCMなどで活躍を続けている宝塚退団者の1人です。真矢さんは1981年に宝塚歌劇団に入団し、その後花組のトップスターとして活躍しました。
天海さんと真矢さんは、宝塚歌劇団で磨いた演技力や独特の雰囲気を武器に女優として圧倒的な存在感を放っています。ヒットドラマにも数多く出演しており、幅広い層から人気を集める存在となりました。
天海さんと真矢さんの退団理由について、ファンの間では「女優として大成したかったのではないか」などと推測されていますが、明確な理由は2015年になっても公表されていません。
舞台で活躍を続ける退団者
宝塚歌劇団を去った後も、舞台を中心に活躍を続けている退団者も少なくありません。
大地真央さんや涼風真世さんも舞台を中心に活躍を続けている卒業生です。
大地真央さんは1973年に宝塚歌劇団に入団し、男役のトップスターとして活躍しました。当時娘役であった黒木瞳さんとのコンビは有名です。大地さんは退団後、主にミュージカル女優として数々の名作に出演しています。
同じく男役のトップスターであった涼風真世さんも、退団後は舞台を中心に活躍しています。涼風さんは1981年に宝塚歌劇団に入団しました。宝塚時代に鍛えられた演技力と歌唱力を活かし、今も観客を魅了し続けています。
涼風真世さんの退団理由は明らかにされていませんが、大地真央さんの退団理由は「30歳から新しいことを始めたかったため」と本人が発言しています。定年まで宝塚歌劇団で活躍を続ける劇団員の方も見られますが、大地さんのように「宝塚はいつか卒業するもの」と捉えている方も少なくありません。
[next_heading title=他にはどんな退団理由がある?]