花組が挑む名作「ME AND MY GIRL」公演レポート – トレタメ

花組が挑む名作「ME AND MY GIRL」公演レポート

2016/05/18

時代を超えて愛される宝塚屈指の名作「ME AND MY GIRLミーアンドマイガール」。2016年宝塚版では、明日海りおさん率いる花組が豊富なスターをそれぞれの役替わりで挑戦しています。

ME AND MY GIRLミーアンドマイガール

ミュージカルの歴史に残る名曲の数々と、愛情とハッピーエンドを味わいつくすことのできるぜいたくな舞台のファンの感想をまとめてみました。

 【主演ビルとサリーのカップルっぷりが微笑ましい】

明日海さんは若手の月組時代には新人公演でビルをすでに演じていることもあって、待望の主演といった貫禄をみせていました。
とはいってもどうやら、歴代のビルの中でもどうしても品の良さが最も出てしまって、かえってそれがビルが下町生まれから貴族になるためへの教育を受けるというストーリーの説得力がなくなってしまっていることや、リンゴを落としてしまったりタップのシーンでワインクーラーを蹴飛ばしてしまうなどまだまだ課題があるのかもしれません。

ME AND MY GIRLミーアンドマイガール

相手役である花乃まりあさんは、品のあるプリンセスの役より今回のサリーなどのような庶民的な娘が雰囲気に合っています。
声のトーンと歯切れのよい言葉が彼女の魅力を最大限に表していました。

[next_heading title=役替わりパターンそれぞれの魅力!]