「攻め」のトークの一方で見せる人柄が、ファンをひきつける
美しいビジュアルを存分に生かしたプロデュース力と、組子やファン目線を忘れない宝塚オタク心。
そして、切り込み鋭いトーク力で、幅広い魅力をみせてくれる美弥るりかさん。
出典:©宝塚歌劇団 公式HP
2017年月組公演『グランドホテル』公演画像より
そんな攻めの姿勢の一方で、温かい人柄を垣間見せてくれたとき、ファンはもう抜けられない沼に落ちたことに気付くのです。
2番手羽根を背負って階段を下りる姿を、組子が稽古場から泣いて喜んでくれること、ファンが涙を流して拍手してくれること、これが一番嬉しいし、2番手の実感となっていると語る姿は、誠実そのもの。
いかに、周りに愛されているのかが伝わってきます。
出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ
タカラヅカ・スカイ・ステージ「Brilliant Dreams +NEXT#34「美弥るりか」」より
また、大ファンでファンクラブにも入っていたという、涼風真世さんが退団公演で演じたオットー役に選ばれた際には、「開けてはいけない箱を開けてしまう気がした」とファン心を打ち明けていますし、思い入れのある役を美弥さんなりに解釈し、魅力的に演じ切ったことは、観劇したファンならだれもが知るところです。
そうしたまっすぐな人柄には、下級生であるトップスター珠城さんも身を任せている印象を受けますし、見ている側にも心地よい安心感を与えているのかもしれませんね。
美弥るりかさんの人間的魅力にはまると、月組全体が好きになる
出典:©宝塚歌劇団 公式HP
2017年月組公演月組公演 『All for One』より
初の単独東上主演作のあとは、「All for One~ダルタニアンと太陽王~」が控えている美弥さん。
新生月組を支えながらも、美弥さん自身の魅力を多面的にファンに見せてくれることは間違いありません。
「花火の月組」と自ら評した爆発力で、これからも私たちを楽しませてくれることでしょう。
著者:moppel_apfel