東京公演開幕! 話題作・月組「BADDY -悪党は月からやって来る-」を徹底解剖<前編>

平和すぎる地球に突如現れる悪党・・・それがBADDY!

舞台は、平和な地球・ピースフルプラネットTAKARAZUKA CITY。

飲酒も、喫煙もない。
空気も美しい地球。
犯罪も戦争もない状態が、103年も続いています。

平和で悪いことなんておきないことが当たり前である地球。

ちょっと退屈な風も吹いていますが、それがずっと続くと信じて疑わないのが地球の人々。

そこに、突然不穏な流れが。
いつも夜空で大きな存在感を放っている月に、プスっと穴があくのです。

BADDY 月組 珠城りょう出典:©宝塚歌劇団 公式Youtubeチャンネル『月組公演『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』初日舞台映像(ロング)』よりそれは、超大悪党・BADDY(以下、バッディ)が地球にやってくるという予兆だったのです!

ここからは、名シーンの数々についてご紹介していきましょう。

地球チームたちの平和なダンスから始まる幕開き!

最初のシーンで登場するのは、平和でぼけぼけとした地球で、退屈している王子(暁千星さん)と王女(早乙女わかばさん)。

王子と王女が月を眺めているところから始まり、「平和な地球を守っているのはGOODY捜査官(以下、グッディ)である!」と、トップ娘役の愛希れいかさんが登場。

BADDY 月組 愛希れいか出典:©宝塚歌劇団 公式HP 月組公演『カンパニー -努力、情熱、そして仲間たち-』『BADDY-悪党は月からやって来る-』より地球チームたちの楽しい踊りが始まります。

地球防衛軍的なグッディの手下たちも現れ、みんながキュートに踊ります。

キャラクターたちがとってもかわいくて、設定は破天荒ではありますが、幕開きは宝塚らしく華やか!

しかし、突如として現れる大きな禁煙マークなど、やっぱりいつもの公演ではありえない奇妙な演出があるのです。

主人公、ダークヒーロー・バッディの登場!

宇宙服で登場するのが、大悪党バッディ!演じているのはもちろん珠城りょうさんです。

BADDY 月組 愛希れいか出典:©宝塚歌劇団 公式HP 月組公演『カンパニー -努力、情熱、そして仲間たち-』『BADDY-悪党は月からやって来る-』より「邪魔だ、どけ!」と歌いながらの登場。
手下のイケメン男役陣を引き連れた登場は、悪いやつとわかりながらも、超カッコよくて心引かれます。

彼の相棒、スイートハートの登場も魅力的。

中性的な役どころを、美弥るりかさんらしく色気たっぷりに見せながら、ド派手に登場します。

バッディとスイートハートの、銀橋でのタバコのキスもちょっと素敵なシーン。

なかなか宝塚では観られない必見の場面です。お見逃しなく!

[next_heading title=セクシー愛希れいかを拝める、ビーチリゾートのシーン!]