リオ・オリンピックの女子マラソンに出場する日本の代表のメンバーが決まり、多くの陸上ファンがほっとしたことと思います。
というのも、福士加代子選手の内定に決まるのに時間がかっかてしまったりしていましたから。
ただ、色々ありましたが、内定したメンバー3人が決まって、今年は戦えるかも?と思える顔ぶれが揃いました!
今回の記事では、リオのマラソンで戦う3選手のプロフィールを紹介したいと思います!
◆伊藤舞 大塚製薬入社が転機に!?
奈良県出身。
1984年5月23日生まれの32歳。
《中学・高校・大学時代》
奈良市立平城東中学校には、陸上部がなく、バレーボール部に所属。
高校は、京都橘高校に進学。
京都橘高校は、全国大会に5度優勝するほどの強豪校なのですが、バレーボール部には進まず、陸上部に入部。
陸上部も近年は、短距離がインターハイに進むなど強豪校になりつつあります。
高校時代は、全国レベルの大会に出場することなく、京都産業大学に進学。
中学の時にバレーボール部だったということもあって高校ですぐに結果を出すというのは、難しかったんですかね・・。
京都産業大学時代も故障が続き、結果があまり出ませんでした。。
ただ、4年時に日本インカレ・10000mに出場し、32分57秒37で優勝しているので、潜在能力は高かったようですね・・!
京都シティハーフマラソンも学生時代に優勝していることから、長い距離の適正は、この頃からあったように思えます。。
《実業団に入社》
卒業後にデンソーに入社しますが、これといった結果を残せずに退社しています。
その後、女子の陸上チームが発足されたばかりの大塚製薬に入社。
これが、伊藤選手にとって転機とも言えるほどの出来事だったと僕は勝手に思ってます(笑)
ちなみに伊藤選手は、デンソー退社後は、母校で練習をするなどしていました。
その時、河野匡監督に大塚製薬に誘われたんです。
大塚製薬入社後は、太もも裏を鍛えて、ストライド走法に変えたり、バランスを整えるなどして、着実にトレーニングを積んでいきます。
2011年の大阪国際女子マラソンで2時間26分台の2位でゴールし、テグ世界陸上の出場権を獲得。
本番では22位という結果でした。
その後のロンドンオリンピックやモスクワ世界陸上には、運がなく、代表には選ばれませんでした。。
ただ、そこで簡単に終わらなかった伊藤選手。
2015年の名古屋ウィメンズマラソンで2時間24分台で日本人2位に入り、北京世界陸上の代表に決まります。
その北京世界陸上で7位に入賞し、リオの内定をえたわけです!
伊藤選手の経歴を振り返ってみると、伊藤選手は、苦労人でありながらも、着実に大舞台での経験も積めていることがわかります。
おそらく、今が一番脂が乗ってる時期なのではないでしょうか・・?
リオオリンピックでは、その経験を上手く活かして、戦ってきて欲しいです!
◆田中智美(第一生命)/落選もバネに!
千葉県出身
1988年1月25日生まれの28歳。
《高校・大学時代》
高校時代は、これといった実績は残すことができず・・・
県大会とかには出場していたみたいですが・・・
大学は、玉川大学に進学。
玉川大学の陸上部からは、半ば門前払いを受けたかたちになったとか・・・
でも、結局入部できたようですが。
今となっては、オリンピック選手ですから、門前払いも良い思い出でしょう(笑)
ちなみに大学時代も全国レベルの大会には出場してなく、とくにこれといった実績は、残してません。。
なので、普通だど強いチームから誘いとかはこないんですけど・・・・
いるんですよね~~原石を見抜くセンスのある指導者って・・・笑
その指導者が第一生命の山下佐知子監督です。
自身も世界陸上で銀メダルをとっている実績が。。
チーム加入後は、世界陸上銀メダリストの尾崎好美と一緒に練習するなどして、力をメキメキつけていきます。
その後、2014年の名古屋ウィメンズマラソンで2時間26分05秒で4位。
素晴らしいのは、これが初マラソンだという点ですね!
勢いはとまらず、同年の横浜国際女子マラソンに出場し、2時間26分57秒で優勝。
北京世界陸上への出場は、濃厚だと言われていましたが、残念ながら、陸連の決定で落選。
この時にも今年同様に、マラソンの選考方法に関して、議論を呼びました。
マラソンの選考方法に関しては、この記事の後半でメッチャ書きます・・(笑)
2016年3月13日名古屋ウィメンズマラソンで競技場でのデットヒートを制し、日本人トップの2位に選ばれ、リオの内定を手にしました!
昨年選ばれなかった悔しさもあってのことだと思うので、その気持ちをリオにもぶつけてもらいたいなと・・・!
[adsense num=3]