背中を追ってきた同期・礼真琴に、追いつき始めた
先述したように、瀬央さんの前にはいつも同期の礼真琴さんがおり、追い抜くのは難しい状態でした。
ずっと礼さんの背中を追いかけてきた瀬央さんにとって、礼さんは同期ながら師匠のような存在だったのでしょう。
しかし、瀬央さんが新人公演で台頭しはじめ、星組若手スターとして出はじめてから、礼真琴さんとの並びや絡みが増えてきたように感じます。
出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ タカラヅカ・スカイ・ステージ NOW ON STAGE#473 星組宝塚バウホール公演『鈴蘭―思い出の淵から見えるものは―』より
それが、2016年のバウホール公演「鈴蘭(ル・ミュゲ)-思い出の淵から見えるものは-」のヴィクトル役。
礼真琴さん演じる主役のリュシアンに対する敵役として、これまで瀬央さんを意識していなかった人にも大きなインパクトを残しました。
https://twitter.com/minne_heart/status/693068133796425730
長身でヒゲも似合い、鋭い眼力で、悪役を見事に演じています。
そして今年、礼真琴さんのシアタードラマシティ・日本青年館での主演作「阿弖流為」では、蝦夷のヒーロー阿弖流為を討とうとする、朝廷側・坂上田村麻呂を演じました。
敵役でありながら、阿弖流為と心を交わし合う役で、これは礼さんの同期である瀬央さんにしか演じられない役でしょう。
二人の並びはファンにとっても心に迫るものがあったようです。
客席通路から現れた阿弖流為が「我が名は阿弖流為。阿弖流為だ!」と名乗ったところで涙こぼれる事案発生。舞台上には凛と立つ田村麻呂。客席挟んで対峙する二人。染勘に勝るとも劣らない礼真琴・瀬央ゆりあ。スバラシイ。 #阿弖流為
— skip🐾 (@skiplalala) July 19, 2017
幕が降りる直前。最後のさいごにこっちゃんとせおっちが肩を組んでる姿がとても微笑ましかったです✨✨✨
#阿弖流為#礼真琴#瀬央ゆりあ— NANA (@ruriirono_wa) July 16, 2017
この公演が始まる前に、宝塚スカイステージで瀬央さんが礼さんと共に阿弖流為ゆかりの地を巡るという番組もありました。
二人でお茶屋に行くかわいい場面もあり、仲良しぶりを垣間見ることができました。
