退団する星乃あんりさん 雪組への貢献を振り返る！

2013年「Shall we ダンス?」で最後の新人公演ヒロインを務めました。

それまで星乃さんは、その愛らしいルックスにぴったりの少女役や、可憐な乙女の役が多く、「Shall we ダンス？」のような大人の女性を演じるのは初めて。

ましてや本役は男役の早霧せいなさんが演じる＂本物の大人の女 ”。役作りにはかなりの苦労があったよう。

新人公演終了後のインタビューでも、「日々、早霧さんのエラ（役柄）を見て、勉強してきました。大人の女性を演じたことがなかったので、とても勉強になりました」（出典：nikkansports.com2013年11月26日より)と語っています。

出典:©宝塚歌劇団 バウ・ミュージカル・ロマネスク『パルムの僧院 ―美しき愛の囚人―』より
2014年宝塚バウホール公演「パルムの僧院 ―美しき愛の囚人―」にて大湖せしるさんとダブルヒロインに抜擢。

せしるさん演じる大人の女とは正反対の、清純な美少女を演じました。

何度ヒロインを演じても、決してフレッシュさを失うことのない星乃さんはまさに正統派ザ・ヒロインと呼んでいい存在でしょう！

星乃さんご本人もこの公演にかける情熱は強かったようで、インタビューでこう語っています。

「『パルムの僧院』のお話をいただいた時は、まだ原作を読んでいなかったので、パルマ市に行き、いろんな勉強をかねてイタリアの空気や陽気さなどを味わってきました。宝塚歌劇らしいヒロイン役をさせていただけるのがうれしかったのと、結果を残さないといけないという思いで取組みました。」（出典：ウィズたからづか2015年2月号より）

結果を残さなきゃいけない！という思いが、さらに星乃さんを輝かせたのかもしれません。

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