音楽学校時代のほっこりエピソード
同期と言えば、音楽学校。
タカラジェンヌとしてデビューする前だからこそ、素顔の彼女たちのエピソードが満載です。
その中でも、筆者お気に入りのエピソードをいくつか紹介します。
①雪組の男役ユニット「AQUOS5」を真似して、水美舞斗・礼真琴・愛すみれ・瀬央ゆりあ・愛希れいかの5人で「あ行5」と言って遊んでいた
②瀬央ゆりあさんは、開き直って「芸術に点数や順位をつけるのはナンセンスだ!」という持論を展開し、同期に「先生~」と呼ばれていた
③音楽学校時代は、ライバルというより皆で楽しむという意識が強く、皆で教え合うので成績が同じくらいのレベル、先生から「この期はどんぐりの背比べで特別できる人がいない」と言われていた。でも「合唱はよくできる期」だったそう
④ドーナッツやさんで買えるだけのドーナッツを買ってきて、ひたすら積み上げる「ドーナッツタワー」を作って遊んでいた
出典:①GRAPH2016年1月号②3月号③5月号④11月号より
いかがですか?
今は別々の組で活躍するスターたちですが、学校時代は今以上に”わちゃわちゃ”としていたと思うと、より好きになりますし、親近感が湧いてくるのではないでしょうか。
愛希れいか・実咲凜音 100周年の顔となったトップ娘役

出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ
タカラヅカ・スカイ・ステージ「Princess Photographie」より
95期の中でも、愛希れいかさん・実咲凜音さんは研4でトップ娘役に就任し、共に100周年の顔として活躍した存在。
音楽学校時代から仲がよく、早くに抜擢されたという共通点もあって相談し合う間柄だったそうです。
愛希れいかさんは、研究科2年のときに男役から娘役に転向していますが、そのときも実咲凜音さんに相談したそうですよ。
トップ娘役への就任が発表されたときも、母親より先に実咲凜音さんに報告したのだとか!


実咲凜音さんは、花組に配属されてすぐ「麗しのサブリナ」新人公演でヒロインに抜擢。
同期の中で初めて大役に挑むということで、同期みんなで応援に行ったそうですよ。
組は違えど、常に活躍を喜び、相談に乗る間柄。
宝塚の同期は家族以上の存在と言われますが、本当にその通り。仲の良さが羨ましくなってしまいます。
綺羅星のように各組で輝く95期に注目!
95期の仲良しエピソードを知ると、95期全体が好きになりますよね。
各組で活躍する姿、タカスペ等で共演する姿、オフでの仲の良い姿、これからもたくさんの夢や希望を与えてくれることでしょう。
2017年3月29日で、宝塚音楽学校に合格から10年となる95期生。
すでに退団された方も含め、彼女たちはそれぞれの夢へと繋がる道を自分たちの手で切り開いてきました。
まだまだ現役で活躍している生徒さんも多いので、観劇の際は、ぜひ95期の活躍に注目してみてください!
著者:海野りんご