3度目の主演は60点!?新たな壁を乗り越えて4度目の主演へ
厳しい自己評価から、ストイックで真面目な印象のある永久輝さん。
元雪組で、共に新人公演を作り上げてきた月城かなとさんは永久輝さんのことを、「不器用なところもあるけど、まっすぐ。でも結構甘えん坊。」(出典:2017年2月11日スポーツ報知より)と語っています。
その”不器用さ”から”甘えん坊”を自覚してご自分を奮い立たせているのかもしれませんね。
順調に若手ホープとして活躍していた永久輝さんは3度目の新人公演主演を「私立探偵ケイレブ・ハント」で果たします。
スタイリッシュでカッコよく、男らしさもあるケイレブ役を好演しましたが、こちらの作品でもまた辛口な点数付け!
終演後のインタビューでは、「本番で初めて抱いた感情を舞台の上で処理できなかったので、自己採点は60点です」(日刊スポーツ2016年10月25日)と語りました。
プレッシャーの大きな主演という立場…。多くのひとが無我夢中で走り抜けてしまう中で、永久輝さんはひとつひとつの感情に目を向け、ひとり、反省と修正を繰り返していたのかもしれません。
”不器用”だからこそ、ひとつひとつ真剣に取り組むまっすぐな姿は、誰もが応援したくなること間違いありません!
2017年2月宝塚バウホール公演『New Wave! -雪-』で、共に新人公演を作り上げてきた先輩・月城かなとさんとW主演を務めます。
出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ
タカラヅカ・スカイ・ステージ『タカラヅカ・プレシャス・スター#13「月城かなと・永久輝せあ」』より
“”若手スターの1人””から、若手をまとめる若手スターに変身した永久輝さん。
この公演をもって月組に異動となる月城さんとの対談では、「私は来年は長(新公リーダー)の期。れいこさんなしでやっていけるかな。アドバイスしてくださる存在がいなくなったら、どうモヤモヤを処理すればいいか(苦笑)。でも、月組で風を吹かせるんだな~と思うと、寂しいなんて言ってられませんね。」(出典:2017年2月11日スポーツ報知より引用)と気合い十分に語りました。
そして迎えた2017年5月。ずっと背中を追いかけてきた早霧せいなさんの退団公演である「幕末太陽傳」で、4度目の新人公演主演を務めました。
早霧さんが男役としての集大成をみせる公演で、永久輝さんは”新人としての集大成”を見せるがごとく、落ち着いた締まりのある演技で、メンバー全員を引っ張っていくような姿を見せてくれました。
終演後のインタビューでも、「長(リーダー)の責任として、東京では自分のことだけではなく、もっとお芝居をする相手の顔を見て、仲間にアドバイスもできたら」(出典:日刊スポーツ2017年5月9日より引用)と語った永久輝さん。
自分という壁を乗り越え、仲間へとアツい気持ちを向けるその姿はまさに次世代のエース男役と言えるでしょう!