「文豪ストレイドッグス」はヤングエースに連載中の朝霧カフカ原作・春河35作画による漫画作品と、それを原作としたアニメです。
2015年8月にアニメ化が発表され、2016年4月より好評放送中です。
太宰治、芥川龍之介、中島敦などの過去の文豪たちがキャラクター化され、「人間失格」「羅生門」「山月記」といったそれぞれの著作をモデルにした異能を用いてバトルをする……
という突飛な設定により連載開始時には大きな話題を呼びました。
ストーリーの主軸は中島敦。
出典:youtube©KADOKAWA CORPORATION 2017
TVアニメ「文豪ストレイドッグス」PV第2弾
彼は巨大な虎へと変身する異能「月下獣」をもちながらも、それを制御できずに虎として徘徊していました。
しかし異能を無効化する異能「人間失格」を持つ太宰治によって異能を鎮静化させてもらい、中島はそのまま太宰が身を寄せている異能者集団「武装探偵社」へと所属することとなります。
中島は自らの異能でありながら制御できない「月下獣」におびえながらも、「独歩吟客」の国木田独歩、「超推理」の江戸川乱歩などの異能者たちと協力し、その異能を活かして武装探偵の仕事をこなしていくこととなるのです。
女性ファン歓喜?文豪ストレイドッグスの豪華声優陣
「文豪ストレイドッグス」はメインキャラクターにおける男性の比率が高く、またそれらのキャラクターを担当する男性声優はみな人気の非常に高い面々がそろっています。
線の細いキャラクターデザインも相まって、女性人気が非常に高いとか。
少し卑屈ながらも優しい少年・中島敦は劇団ひまわり所属の上村祐翔が担当。
弱冠22歳ながらも、俳優や声優としてのキャリアは10年を超えるベテランです。近年では2014年放映のアニメ「神々の悪戯」での戸塚月人役が特に目立っています。
掴みどころがなくマイペースな自殺マニア・太宰治を担当するのは宮野真守。
クールなキャラから熱血漢、果ては発狂する役まで幅広く演じ、「DEATH NOTE」の夜神月役や「機動戦士ガンダムOO」での刹那・F・セイエイ役など多数の主役をこなしてきた人気声優です。
常に予定を立てて行動し、予定外の行動を激しく嫌悪する理知的な青年・国木田独歩を担当するのは細谷佳正。
少年から青年までマルチに演じる演技派で、「テラフォーマーズ」の膝丸燈役や「遊戯王ARC-V」の赤馬零児役をはじめ、2016年も既に多くの役を抱える演技派声優です。
文豪たちの物語を彩る主題歌
オープニングはGRANRODEOの「TRASH CANDY」。
出典:youtube©Lantis
GRANRODEO / TRASH CANDY – short ver.
GRANRODEOは声優・歌手の谷山紀章とギタリストの飯塚昌明の二人からなるロックバンドで、「TRASH CANDY」もアニメのオープニングらしいスタンダードで疾走感あふれるハードロックです。
エンディングはラックライフの「名前を呼ぶよ」。
出典:youtube©Lantis
ラックライフ / 名前を呼ぶよ – Music Video Short size
ラックライフは2016年5月11日にLantisよりメジャーデビュー予定のロックバンドで、アニメ「純情ロマンチカ3」にもエンディングテーマを提供していました。
「名前を呼ぶよ」は少し寂しげかつゆったりしたテンポの楽曲で、おしゃれな色遣いが特徴的なエンディングムービーにもよくマッチした出来となっています。
大注目の文豪ストレイドッグス。ネットの反応・感想はいかに?
既に序盤が放送された「文豪ストレイドッグス」ですが、ネットでの評判も上々なようで、好調な滑り出しを切ったようです。
出典:youtube©Lantis
TVアニメ「文豪ストレイドッグス」PV第1弾
やはり「かつての名作をモチーフにした異能力」という独特の設定を評価する意見が多いようです。
また、シリアスな話を主軸としながらも、ところどころにコミカルな演出を挟むことでキャラクターを魅力的にみせる手法にも賞賛の声があがっています。
全体的には美麗なビジュアルや声優に惹かれた女性ファンが多いようですが、異能バトルとして注目する男性ファンもまた少なくありません。
ちなみに異能の発動演出は満場一致でカッコイイと大好評でした。
BS11にて第1話「人生万事塞翁が虎」をご覧いただいた皆様、ありがとうございました!来週もこの時間にお会いしましょう! #bungosd pic.twitter.com/dDW0fVlBUB
— TVアニメ「文豪ストレイドッグス」公式 (@bungosd_anime) 2016年4月8日
出典:©2018 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグスDA製作委員会
アニメ「文豪ストレイドッグス」公式(@bungosd_anime) twitterより
現在も連載中の作品をベースとしたアニメということで、そのシナリオの行先も含めて要注目の「文豪ストレイドッグス」。
原作者の朝霧カフカいわく、「文豪ストレイドッグスのお話をつくるうえでのコンセプトは「キャラクター」と「サプライズ」なのだとか。
これからの展開も期待できそうな力強いコメントですね。