ウィンブルドン出場の錦織圭をどう分析する?今後の課題は?
今やテニス界問わず注目を浴びる錦織圭選手。日本人初の世界ランク4位という偉業を成し遂げた彼ですが、その快進撃はいったいどこまで続くのでしょうか?去年ウィンブルドンでは振るわなかった錦織圭選手の現状と今後の課題についてまとめてみました。
世界で闘う錦織選手
まずは注目したいのが彼の経歴ですね。 日本人としては初の世界ランキング4位で、海外にも「侍魂」を気に入るファンが多い。大会度に成績が前後してますが、世界4強と渡り合ってもなんら遜色ないレベルまで進化しています。
近年のテニスランキングでは常連と言われる4人のテニスプレイヤーがいます。それが「ノバク・ジョコビッチ」「ロジャー・フェデラー」「ラファエル・ナダル」「アンディ・マレー」です。マレーは去年下し、見事4位まで上り詰めましたし、怪我さえなければナダルにも勝っていた試合があります。
そんな今が全盛期の錦織圭選手ですが、最近はムラがあるというのが関係者の見方で、らしくないミスをすることが目立つようになってきました。「何位ぐらいがちょうどいい?」という質問に、本人も「15位ぐらい」と答え、相当プレッシャーはあるようですね。
錦織選手の強さの秘密と武器とは?
日本人は小柄で体格も小さいためテニスでは不利になりがちです。178cmの彼でもそれは例外ではありません。しかしそれを物ともしない彼の最大の武器が「読みの鋭さ」と「ボールコントロール」です。
的確にピンポイントで相手コートにボールを返すことと、次にどこに返球があるかを読むスキルは世界一といっても過言ではありません。
今後の課題
世界ランキング4位という偉業を成し遂げたことで周りの期待がプレッシャーになる2015年、彼の今後の課題は「メンタル面」です。 小柄ということを活かして、フットワークやボールコントロール、さらには「読みの鋭さ」を身につけている彼には技術的な面をこれ以上プラスすることは難しいのではないかと思われます。
それよりは試合当日に万全の体調、そしていつでも最高のパフォーマンスができる精神状態をいつでも作り出せることが今後ランキングを上げていくキーになるのではないでしょうか。