愛に生き、バンパネラに加わる。仙名彩世演じるシーラ・ポーツネル夫人。
原作の漫画を読むと、どう考えても「ポーの一族」のヒロインは、エドガーの妹、メリーベルです。
しかし、トップ娘役の仙名さんが演じるのは別人物。

出典:©宝塚歌劇団 公式youtube「花組公演『ポーの一族』制作発表会 パフォーマンス(ノーカット)」より
シーラ・ポーツネル夫人は、バンパネラであるポーツネル男爵と恋に落ち、駆け落ちしたことでポーの一族に加わります。
ポーツネル男爵がエドガーを養子に、メリーベルを養女にしていることから、エドガーとは血は繋がっていませんが親子ということになります。
トップスターとトップ娘役が親子!?とはかなり斬新な組み合わせです。
シーラとポーツネル男爵の愛は深く、シーラはバンパネラとなった人生に悔いなく生きている人物。
エドガーに「あなたは自分を呪わないの?」と問われ、シーラは「なぜ?」と答えます。バンパネラである自分に動じることはないシーラ。とても強く芯の通った女性像で仙名さんにはぴったり。
原作でエドガーとあまり絡むシーンがないので、この2人はどう描かれるのか…。期待されるところです。
「ポーの一族」そのほか、気になる人物は…。
出典:youtube©TakarazukaRevueCompany
花組公演『ポーの一族』制作発表会 パフォーマンス(ノーカット)
美少女として周囲を魅了していく存在として描かれるメリーベルに、「はいからさんが通る」で初ヒロインを演じた華優希さんが抜擢されました。
今回はヒロインではないようですが、物語を動かす中心人物となることは確か。メリーベルをどのように表現するのか、楽しみです。
また、シーラを愛しエドガーを厳しく見守るポーツネル男爵は瀬戸かずやさん。
渋みの出てきた瀬戸さんですから、きっとダンディな男爵を演じてくれることでしょう。
壮大な原作には多彩な人物が描かれており、キャスト名を見ても原作からと思われる人物がたくさん出ています。
漫画を読みつつ、舞台と照らし合わせて、物語をたのしんで見てはいかがでしょうか?
待ちに待った「ポーの一族」が宝塚でどのように息づくのか?

出典:©宝塚歌劇団 公式HP 花組公演『ポーの一族』より
最近の宝塚歌劇では漫画原作の作品が多いですが、その中でも「ポーの一族」ほど、ハマっているものはないような気がします。
時空を超え、人々の心を掴んでいく美しきバンパネラたち。
宝塚の舞台でどのように息づいていくのでしょうか。ドラマティックなステージに、胸が高まりますね。
著者:すみれ文案