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『SMAP』25年間ありがとう、世界中を揺るがした歴史を振り返る

『SMAP』25年間ありがとう、世界中を揺るがした歴史を振り返る

■世界に一つだけの花~現在

●「世界に一つだけの花」発売
SMAP最大のヒット曲であり、もしかしたら「SMAP」という名前以上に知られているかもしれない、名曲「世界にひとつだけの花」。

この曲は、実はもともとアルバムの中の1曲であり、シングルではありませんでした。しかし、草彅さん主演のドラマ「僕の生きる道」の主題歌となったことで一気に話題となり、シングルカットの要望が上がったことで、歌唱パートの入れ替えなどを行って「世界にひとつだけの花(シングルバージョン)」として2003年3月5日に発売されました。作詞作曲は槇原敬之さん。仏教の「天上天下唯我独尊」という教えがテーマとしてあったそうです。

「No1にならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」というメッセージは、競争社会に疲れた多くの人の心に刺さった一方で、この歌詞を理由に若者が現実逃避をするのではないかという批判もありました。また、当時はイラク戦争の直前というタイミングでもあり、反戦歌という受け止められ方もされました。「花や個人を賛美することで平和の大切さを訴えたい」というSMAPからのコメントにからも、確かに反戦のメッセージが込められていることが分かります。

当時のSMAPはグループでの活動よりも、ソロでの活動の方が大きなウェイトを占めるようになってきており、この曲のテーマをそのSMAPの活動状況と重ね、「個性があることが大事である」と受け止める人も多かったようです。大ヒットし、様々な人に聴かれた曲であるぶんだけ、様々な受け取られ方をした曲でもあったようです。

アイドルが、単なるラブソングや青春ソングではなくこのような社会性の強いメッセージソングでダブルミリオンの売り上げを達成するということは驚異的な事です。

●「世界に一つだけの花」にまつわる様々な記録
この、SMAP最大のヒット曲であり、曲自体が独り歩きをしている感もある「世界に一つだけの花」には様々な記録があります。

・売上
2016年12月でのオリコン調べの売り上げは302.2万枚、オリコン歴代シングルチャート3位となりました。これは、ジャニーズ事務所所属アーティストでは歴代1位となります。200万枚以上の販売を記録したシングルはこの曲が最後であり、CDの売上げが減少する昨今の動向から考えると、日本最後のダブルミリオンが「世界に一つだけの花」となる可能性が高そうです。

・ランキングへの通算登場回数
2016年12月19日付のオリコン集計(2016年最終の集計)では、週間シングルランキングで「世界に一つだけの花」トップ200位以内ランキングの通算登場週数は233週となり、歴代1位のロングセラーとなりました。トップ100位以内の登場週数は146週目で、歴代4位ですが、今後もその記録は伸びそうです。

・オリコンシングルランキングがSMAPとB’zだけに
2003年4月7日付のシングルチャートTOP10は、B’zとSMAPの2組しかランクインしていませんでした。
当時、B’zが過去のシングル作品をマキシシングルとして一気に再発売していたため、それらが軒並みランキング上位を独占。その中で唯一「世界に一つだけの花」が2位にランクインし、それ以外12位まですべてがB’zという異常なランキングになりました。

・コピーコントロールCDを止める
この曲が発売された当時、多くのレコード会社のアーティストがコピーコントロールCDで楽曲をリリースしていました。「コピーされるせいでCDが売れなくなる」と考えられたためです。しかしそんな中でこの曲は通常のCD-DA規格で発売。しかし様々な販売記録を樹立したことで、2004年、メジャーレコード会社各社がコピーコントロールCDから撤退しました。

・日本を代表する楽曲
「ミュージックステーション」では、節目の特番の度に通常のランキングとは少し切り口の違うランキングを発表していますが、下記のランキングで、「世界にひとつだけの花」が1位を獲得しています。

 

2009年「あなたとアーティストが選ぶ、新・国民的名曲」
2015年「世界に誇るニッポンの歌BEST100」
2016年「日本に影響を与えた曲 BEST100」

これらのランキングは、一般の方に向けたアンケートの結果をもとに順位が付けられているため、日本人の総意として、「世界に一つだけの花」が日本を代表する楽曲として認められたということなのではないでしょうか。

●アイドルを超えて、スターとしての活動
「世界に一つだけの花」以降も、SMAPはアーティストとして様々な記録を塗り替えながら10年以上安定した活動を行ってきました。時には不祥事もありましたが、メンバー全員でそれを乗り越え、「SMAP×SMAP」を復帰の場所、帰ってくる場所に選び、メンバーの変更や脱退もなく、芸能界の最前線で活躍を続けました。

2005年には、シングル「BANG! BANG! バカンス!」とアルバム「SAMPLE BANG!」の2枚同時発売を行い2枚ともにともにオリコン初登場1位を記録しました。同じアーティストがシングル・アルバムの両ランキングで同時に1位になるのは1993年以来12年ぶりの記録でした。

また、2010年には、日本人史上初となる公演観客動員数1000万人突破を達成。

2014年には、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)初代大使に任命され、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」の記念式典でサプライズ登場しました。

主人公ハリーと同じマフラー姿で、ハリーポッターファンから大歓声を浴びました。この式典には安倍晋三首相も出席しており、「スマスマ」以来9年ぶりの再会となりました。

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