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『SMAP』25年間ありがとう、世界中を揺るがした歴史を振り返る

『SMAP』25年間ありがとう、世界中を揺るがした歴史を振り返る

■紅白歌合戦とSMAP

SMAPは、CDデビューを果たした1991年に、いきなり紅白歌合戦に出場しています。その後は、2001年と2004年以外のすべての年で出場しており、出場回数は23回。紅白出場歌手のなかで唯一の「トップバッターも大トリも両方経験したアーティスト」です。
そのうちの7回は歌手別の最高視聴率を獲得しています。

実はあまり知られていませんが、光GENJIのバックダンサーとして1988年、1989年にも紅白のステージには立っているので、これを含めると25回となります。

最年少の香取さんは現在39歳です。そのうちの25回分、つまり人生の約3分の2の年末を、すべて国民的歌番組である紅白歌合戦のステージで過ごしているという人は、他にいないのではないでしょうか?

■解散発表、社会の反応

2016年8月14日、SMAPの解散がジャニーズ事務所からメディア各社にFAXで送られました。

解散の原因についてはいまのところどの情報も憶測の域を出ず、SMAPメンバーからの明確な説明もありませんので、ここでは触れません。

しかし、解散発表の後の社会の動きも、SMAPがただのアイドルではなく、国民的なスターだったということを象徴しています。

・臨時ニュース
メディア各社にFAXが届いた直後、NHKではオリンピックのテニス中継中(アンディ・マリー vs 錦織圭)にも関わらず、速報テロップでSMAP解散を伝えました。そしてその試合の終了後には、臨時ニュースとして、約2分間のSMAP解散に関する報道が行われました。アイドルグループの解散がNHKの臨時ニュースになるというのは、これが初めてです。

・「世界に一つだけの花」購買運動
ファンの間で、解散阻止の意味も込めて行われていた「世界に一つだけの花」購買運動。

コアなファンだけではなく、「これまでSMAPのCDを買ったことがない」という層の人までこの活動には参加しており、アマゾンの同CDのレビューページは毎日のように新たなレビューが書き込まれています。
下記レビューを読んで頂くのが、最も分かりやすくSMAPの偉大さを表現しているのではないでしょうか。

以下引用

 

僕はSMAPのファンではない。
ライブも行ったことないし、CDだって買ったことがない。
SMAPに、いわば初めて金を落としたのは今日だ。そんな僕でもSMAPがテレビに出て歌っていれば、つい目を留めてしまう。
それはテレビに興味がない仕事人間の父も、母も(ともに50代)、
さらには80代になる祖母、そして10代の弟も同様だ。みんな別にファンというわけではない。
なのにも関わらず、SMAPのあの下手くそな歌声が
僕を含め、年代バラバラな家族たちの心を惹きつけてしまう。そんなグループが解散するという。
本人たちの意向なら仕方ないだろうが、
かねてより噂されていた事務所の派閥問題、ゴタゴタに巻き込まれた形だ。ファンではない人でさえ魅了する、
この国民的アイドルグループが、
事務所内のあまりにもくだらない派閥争いに巻き込まれて解散してしまう。
こんなことは絶対に許してはならない。
事務所のためのアイドルではなく、アイドルのための事務所であるべきだ。

少しでも何かがしたくて、今回CDを買わせてもらった。
正直最近は好きなアーティストの新譜でさえiTunesで購入しているのに。

こんなことをしたって1ミリも意味がないことは分かってる。
それでも何かがしたい。
そんな気持ちにさせてくれるグループだ。
解散してはならない。

たかが一枚1000円やそこら。
国民みんなで意志を示せば何かが変わるはずだ。
来週のオリコンチャートで
この『世界に一つだけの花』が1位に輝くことを祈っている。
<出典:www.amazon.co.jp>

 

このレビューを書いた人は、正直な気持ちを綴っただけなのだと思います。

しかし、この文章が大きな感動を呼ぶのは、誰の心にも似たような感情があるからではないでしょうか。

大ファンではない人も、SMAPの一人一人を日常的にテレビで見かける日々が20年以上も続き、SMAPのいない毎日が想像できなくなっているのです。

年代を問わず、性別も問わず、とにかく愛されているSMAP。

こんなアーティストは、日本中探してもSMAPしかいないのではないでしょうか。その結果、2016年だけで約44万枚が販売され、累計の販売枚数は300万枚を超えました。

●署名活動
解散発表後、関西の一部の有志のSMAPファンが集まり、署名活動を始めました。その目的は「SMAPの活動継続」です。

「5☆SMILE」と名付けられたこのプロジェクトは、多くの人の賛同を得ながら規模を膨らませていき、手間のかかる「直筆の署名」にこだわっていたにも関わらず、最終的に37万3515人の直筆署名が集まったのです。

しかも驚くことに、街頭での署名活動を一切行わず、口コミとSNSでの拡散によってこの署名は行われたそうです。無事、ジャニーズ事務所にもこの署名は受理されました。法的な効果は一切無いこの署名ですが、逆に言えば「法的な効果がないにも関わらず37万人分の署名が集まった」ということがSMAPの影響力を示しているようにも思えます。

●SMAP×SMAPでのTHE YELLOW MONKEYとのパフォーマンスに対してファンの反応

10月17日放送のSMAP×SMAPでは、2016年に復活を果たしたロックバンド「THE YELLOW MONKEY」と共演を果たし、そのパフォーマンスと歌詞がファンの間で話題になりました。

歌われたのはイエモン解散前の代表曲「バラ色の日々」と、復活の曲「ALL RIGHT」の2曲。

この歌詞が、明らかに、意図したとしか思えないほど、解散発表後の彼らの状況に重なり、涙をこらえきれなかったファンも多かったそうです。

出典:YouTube©theyellowmonkeyCh ALRIGHT / THE YELLOW MONKEY より
特に、「ALL RIGHT」は再集結がテーマの歌ですから、解散直前の彼らが歌うのは、普通に考えればありえないのです。それを歌ったということが、ファンの心に響いたのでしょう。

「何よりもここでこうしてることが奇跡と思うんだ。命はいつか絶えるだろうだけど最高の出会いが」「月日は流れて、力を集めて、ひとつに集めて」という部分を歌う彼らの鬼気迫る表情、キレキレのダンス、そして普段は滅多に見せることのない中居さんのカメラ目線など、「これはSMAPからの何らかのメッセージではないか?」と予測する声も。

このように、現在SMAPはデリケートな環境にあり、言いたいことが言えなくなっている可能性もあります。

しかし、そんな中でもファンは少しの情報から希望を見出したり、活動継続を願う様々な活動をしています。

SMAP 解散

隠れSMAPファンという人も急増しています。解散のニュースを機に自分がSMAPのファンだったことに気付くという人のことです。このような人が日本中にいるのです。

解散という事実は変えることができないかもしれません。しかし、後にも先にも現れないであろう規格外で、でも等身大な、アイドルグループが存在したことは、人々の記憶から消えることはないでしょう。

著者名:ノゾム

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