■CDデビューからブレイクまで
●デビュー曲「Can’t Stop!! LOVING」
1991年9月9日、SMAPのデビューシングル「Can’t Stop!! LOVING」が発売されました。
しかし、この曲は、SMAPファンでなければ知っている人は少ないのではないでしょうか。
この当時、ジャニーズ事務所のグループは、デビュー曲が全曲オリコン初登場1位を獲得しており、SMAPもこれに続くと思われていましたが、それはかなわず、オリコン初登場2位となってしまいました。現在でも累積の販売数は15万枚と他のジャニーズのアーティストのデビュー曲に比べるとかなり少ないです。
このCDデビューから約3年間、11曲連続でSMAPはオリコンで1位を取ることができず、「お前らなんで売れないんだ」と事務所から罵られる日々が続いたようです。この11曲の中には、「雪が降ってきた(7位)」「君は君だよ(7位)」「$10(5位)」「君色思い(5位)」といった、現在でも人気のある曲も含まれているだけに、逆になぜ1位が取れなかったのか不思議に思う方もいると思います。これは当時、アイドル氷河期と言われており、音楽番組が減少していて、歌をTVで露出する機会が少なかったことも要因と言われています。
しかし、このデビューから数年の苦しい期間が、現在のSMAPを作ったと言っても過言ではありません。というのも「CDが売れない」という状況を打破するために、それまでのアイドルではタブーとされていたコントをしたり、バラエティ番組に積極的に参加するといった方針が生まれ、この方針が、SMAPを国民的人気グループに成長させたのです。
●「SAY YES」への25年越しのリベンジ
このデビュー曲「Can’t Stop!! LOVING」は、オリコン初登場2位ですが、その週の1位は何だったかというと、CHAGE&ASKAの最大のヒット曲「SAY YES」でした。累計売り上げが282万枚というモンスターシングルだったため、これはタイミングが悪かったとも言えます。
当時香取さんが「SAY YES」を口ずさんでいたら事務所のスタッフに怒られたというエピソードがあります。
それから25年が経ち、SMAPの解散騒動によって、「世界に一つだけの花」の販売数が再び伸び、2016年9月19日付のオリコン週間シングルランキングで3位にランクイン。累計の販売数を284万枚として、「SAY YES」の記録を超えました。25年前のリベンジを果たしたとも言えます。※その後300万枚超えを達成。
しかし、前述のようにCHAGE&ASKAに1位を阻まれたことによって、現在のSMAPの方針が決まったわけですから、もしかするとSMAP成功の要因はCHAGE&ASKAにもあるのかもしれませんね。
●オリコン1位
SMAPは、12枚目のシングル「Hey Heyおおきに毎度あり」で初のオリコン1位を獲得します。
この曲はかなりこれまでとテイストが違っていて、関西弁を取り入れていたり、ジャニーズとしては初の試みであるラップを導入していたりと、実験的な要素も多かったようです。
レコーディング前の打ち合わせではメンバーはみな「これでは売れない」と感じたそうですが、蓋を開けてみると初のオリコン1位を獲得。メンバーは喜ぶというより驚いたようです。
[adsense num=3]