苦しみ・悲しみに囚われたキャラクターが織りなす楽曲の物語
それでは、She, in the hazeが描く楽曲たちをチェックしていきましょう。
苦しみや悲しみなどの感情を抱き葛藤するキャラクターたちの物語に注目です。
・「Paranoid」
出典:© She, in the haze 「She, in the haze-“Paranoid”(Official Music Video)」より
悪魔に魂を売ったため、誰も愛することができなくなってしまった元虐待児の物語。
初めて自分を愛してくれる人に出会った時、彼が取った行動とは……?
グイグイと攻め立てるギターリフに乗せて悲しみと葛藤を描く、She, in the hazeのセンスが光る一曲です。
・「Mama said」
出典:© She, in the haze 「She, in the haze-”Mama said”(Official Lyrics Video)」より
人格が壊れてしまった連続殺人犯をモデルとして描いた楽曲。
人は誰しもが最初から狂っている訳ではなく人間の手によって狂わされていくのだという事実。
“僕の名前を呼んでくれないか”
という切な願いに思わずハッとさせられます。
・「Teddy」
出典:© She, in the haze 「She, in the haze-”Teddy”(Official Lyrics Video)」より
「心がキレイな人ほど、この世の中は生きづらいのではないか」と語るyu-kiが提示するのは、望んで死を選んだ人間の物語。
そこに苦しみや悲しみはなく、自らが選んだ選択肢だけが燦然と輝きます。
退廃的なのにどこか煌めいた印象を受けるのは、She, in the hazeにしか描けない唯一無二の世界でしょう。
“霧の中の彼女”を探しにあなたもライブ会場へ
出典:© She, in the haze オフィシャルTwitter(@sheinthehaze)より
霧がかっているからこそ、その先に何があるのか手を伸ばしたくなってしまう。
She, in the hazeが創り上げる音楽や世界観には、そんな危うい好奇心を煽る、「儚い美しさ」が潜んでいます。
彼らの世界に触れてみたいという方は、ぜひともお近くのライブ会場に“霧の中の彼女”を探しに行ってみて下さい。
きっと、今まで知ることのなかった洗練された世界を見せてくれるはずですよ。