ヴィジュアル系シーンでは次々と多くのバンドが誕生しています。それと同時に、解散して行くバンドも少なくありません。
人気バンドの場合、解散後は新たに新しいバンドを結成したり、別のバンドへの加入やソロ活動などを続けるメンバーが多い中、残念ながら表舞台から退いてしまうというケースもあります。
2009年の結成から、個性豊かなメンバー、そしてレベルの高い演奏能力や楽曲によって多くのファンを獲得してきたViViDも、2015年のパシフィコ横浜公演で解散しました。
メンバーそれぞれが多彩な才能を持っていたことから、それぞれがさまざまな世界での活動をすでに活躍をはじめています。
そんな中でも、特に異彩を放っているのがドラム担当のKo-kiです。
◆Ko-kiってどんな人?
現在の姿をチェックする前に、Ko-kiとはどんな人なのかをプロフィールから振り返ってみましょう。
神奈川県に生まれた彼は、矢沢永吉やX JAPAN、ドリームシアターなど、さまざまなジャンルのアーティストに影響を受けて音楽の世界に足を踏み入れます。
彼のミュージシャンとしての活動をスタートするきっかけとなったのは、中学生のころの文化祭で結成したバンドでした。そこで、より深く音楽の世界にのめり込み、中学校卒業後は、芸能高校に進学します。
高校に進学すると同時に、ライブハウスでの活動もすぐに開始し、在学中に現在の事務所との契約を勝ち取り、ViViDを結成しました。
もし、高校を卒業するまでに事務所が決まらなければ引退する、という覚悟を持って活動をしており、この時に事務所の関係者の目に留まらなければViViDのKo-kiは誕生しなかったかもしれません。
ViViDにおいては、手数の多いテクニカルなドラムプレイによって多くの支持を集めます。活動開始初期から、ドラマーとしてのみでなく、バンドのアートワークや衣装、メイクなどを中心になって発案してきた、という一面を持っています。
ドラム一筋…そんなイメージを持っている方も少なくないかもしれませんが、実は多彩な才能を発揮していました。
◆新たな才能を発揮し、現在は社長に?
バンドでの活動中から多彩な才能を発揮していたKo-kiですが、なんと現在はビジネスの世界にフィールドをうつし、西川コウキとしてなんと社長業に専念しています。
そんな彼が代表取締役社長を務めている会社が株式会社Jaceです。どんなことを行っている会社なのでしょう?
さまざまなビジネスを幅広く行っている会社になりますが、中でも目玉となるのが、バンドマンのサポートを行うホストクラブでしょう。
バンドマン、特にヴィジュアル系のバンドマンはなかなか普通の仕事と並行して活動することができません。しかし、活動のためにはどうしても費用がかかってしまいます。その結果として素晴らしい才能を持ちながら、経済的に困窮してしまうというケースも少なくありません。
そんなバンドマンにホストクラブという形で働く場所を提供しつつ、利益をあげて行く、という新しいビジネススタイルを完成させつつあるのです。
これまでにないアイデアであり、それを短期間でしっかりとした形にすることができた、という点から、現在、彼のビジネスセンスは業界でも高く評価されているようです。
また、その他にもヴィジュアル系に特化したスマートフォンアプリの「ViX」のリリースなど、さまざまなビジネスを展開し、多くの支持を集めています。
現在、この会社の一部上場を目指し、新たなアイデアを生み出し続けているようです。
ViViDの解散に悲しんだファンも多いでしょう。しかし、メンバーは全員素晴らしい才能の持ち主ですので、それぞれが表舞台ではなかなか目にすることができなくても、しっかりと活躍しています。Ko-kiもその一人です。
あなたも大好きだったバンドマンの解散後の現在をチェックしてみてはいかがですか?
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