今年に入って、大きな組み替えがあり、今後の宝塚歌劇団のスターの動きは大きく変わってきそうな予感です。
その組替えでターゲットとなった男役の1人が綾凰華さん。元雪組トップスターの壮一帆さんに似た面差し、キュートな笑顔と美しいスタイルで人気の若手男役です。
綾さんは、星組に所属していましたが、雪組に異動し、現在公演中の「ひかりふる路」にも出演中。新人公演では初めての主役に選ばれました!
それでは綾さんの軌跡について、追っていきましょう。
マイペースに舞台を楽しんだ星組の下級生時代
出典:©宝塚歌劇団 公式HP 雪組・綾凰華プロフィールより
綾凰華さんは地元宝塚市出身。母も祖母も宝塚ファンで、幼い頃からタカラヅカは身近な存在だったようです。
本格的にハマったのは2002年、春野寿美礼さんの「エリザベート」だったそうです。
その8年後、綾さんは憧れに一歩踏み出します。そう、宝塚音楽学校に入学したのです。
98期生で、同期には雪組トップ娘役の真彩希帆さん、月組の暁千星さん、宙組の瑠風輝さん、星組の天華えまさん、有沙瞳さんなどがいます。
現在、着実に実力を積み上げてスポットが当たり始めている、若手から中堅に差し掛かる学年です。
その初舞台は2012年、「華やかなりし日々/クライマックス-Cry‐Max-」。組廻りで花組も経験していますが、その後星組に配属されます。
研究科3年あたりまではそれほど大きな役はつかず、舞台を楽しんでいた様子です。しかし、2014年にある公演に最下級生としての出演が決定。注目が集まりました。
[next_heading title=大スターのリサイタルに出場で注目されたものの、少し停滞気味だった時期。]