芹香斗亜さんがこれまで演じた印象的な役を振り返る
キャリアに裏付けられた実力を活かし、さまざまな役に挑戦しているん芹香さん。
実は意外性のある役でインパクトを残しており、変幻自在のスターさんへと成長しているということが伺えます。
①「エリザベート」 ルドルフ
その甘い容姿から、はまり役といっても過言ではなかったルドルフ。
この公演で、ルドルフ役は柚香光さんとのダブルキャストでした。柚香さんより上級生だったこともあるのですが、しっかりとした意思が感じられるルドルフで、ひときわ存在感を放ちました。
花組の「エリザベート」初日観劇。ルドルフ役の芹香斗亜さん(キキちゃん)もよかった歌が上手くなっていた明日海りおトートとの「闇が広がる」、はなちゃんエリザベートとの「僕はママの鏡だから」はものすごく良かった、そして背が高いので立ち姿がよい、儚いルドルフ皇太子のオーラだしていたよ。
— ゼン@省エネ系女子 (@Funk682) October 26, 2016
トートを演じた明日海りおさんも「れいちゃん(柚香さん)のルドルフは、『おいでおいで』するだけで黙っていても付いてくるだろうなという雰囲気。キキちゃんの皇太子はしっかりしているから、トートとしては「こっちだ!」「お前はこうなんだ!」と煽るイメージ(出典:REVUE2016 TCA出版)」とインタビューで答えていたように、芯を失わないよう気を張りながら、トートに引きずられていく様子をリアルに描いていました。
②「ME AND MYGIRL」のジョン卿
ダンディな大人の男の役で芹香斗亜さんにとってはチャレンジの役。
出典:©宝塚歌劇団 公式HP
2016年 花組公演『ME AND MY GIRL』より
芹香さんがジョン卿をどう演じるのだろう?と注目が集まりました。ダブルキャストの瀬戸かずやさんの方がジョン卿にハマるはずと予測されただけに、芹香さんにとってはプレッシャーが大きかったと思います。
しかし、いざジョン卿として舞台に登場すると、大柄で包容力を感じさせるスタイルで魅了し、元来持つ品格で貴族としての佇まいに説得力を持たせていました。
登場の瞬間から、客席をぐっと引き込んでいたのが印象的です。
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