宝塚歌劇を長く観劇していて、気になってくるのがアドリブ。
初心者の頃はよく意味がわからなかったものも、贔屓が出来たり組の生徒の顔と名前が一致するようになると、
アドリブのひとつひとつの意味や、タイミングまで把握できるようになります。
これまで宝塚歌劇で人気となったアドリブの数々を紹介していきましょう!
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どんなアドリブが今まであった?
ミュージカル「オーシャンズ11」で北翔海莉さんが演じたラスティが医者に扮して、診察するふりをして、
「あれー、あんたここの支配人さん?ひゃー、かっこいいねぇ。髪なんかばっちり撫でつけちゃってねぇ」と敵役をいじりまくったりしていました。
なんとこの時の北翔さん、ほぼ毎公演違うアドリブを続け、通常なら30秒で済むシーンを5分以上アドリブで客席を沸かせたそう。
そして雪組「ルパン三世」も、主人公早霧せいなさんと望海風斗さんふたりの芸人物まねするなどで話題となり、アドリブを楽しむために観たい!というファンまでいました。
傾向としてはやはりアドリブは、コメディのお芝居やショーに多いようです。
退団されるジェンヌがいたり、客席に有名人がいたりすると要チェック!
その公演で退団される生徒がいると千秋楽などでは、彼女たちに贈る暖かい言葉やしぐさは恒例となっているアドリブです。
また全国ツアーなどで普段なかなか行かない地方で公演する時は、方言やご当地ネタなどを披露するので、
今日のご当地ネタは?とファンの毎回の楽しみとなっています。
2016年一番アドリブが多そうなのは星組?
現役トップスターさんでは北翔海莉さんのアドリブが圧倒的に多いようです。
「GUYS&DOLLS」では、海外ミュージカル独特の決まりごとでなかなかアドリブを入れることはかないませんでしたが、次の公演は、
明るく楽しいオペラの宝塚版、それに二番手スターは笑いにうるさい紅ゆずるさんですからきっとアドリブも絶好調!期待したいですね。
宝塚歌劇におけるアドリブの出やすい舞台の傾向や、過去の名アドリブを紹介してきました。
観劇を重ねるごとにどんどん新しい楽しみがみつかる宝塚歌劇、今度の観劇時にはちょっと注意してアドリブもチェックしてみてくださいね。
著者: seikacat