宝塚歌劇5組の中でも美しい路線娘役が多い雪組にあって「自分はこれだけは誰にも負けない!」という確固たる信念を持っているスターさんだけがファンの心をつかみます。
そのひとり雪組の娘役、水沙瑠流(みずさ るる)さんの経歴と魅力を紹介していきます。
【水沙瑠流さんの初舞台は?】
水沙さんは大阪府大阪市出身。愛称は「るる」。
2011年星組大劇場公演「ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び」にて初舞台を踏んだ第97期生のひとりです。
同期の主なスターには、同じ雪組の男役永久輝せあさん、娘役では花組の城妃美伶さん、春妃うららさん、月組の海乃美月さんがいます。
今のところどちらかというと娘役の方が抜擢の多い期であるといえるかもしれません。
【男役時代の水沙さんが演じた役は?】
ダイナミックなダンスが魅力の水沙さん、男役としては「前田慶次」新人公演で蓮城まことさんが演じた名将黒田官兵衛という渋い男性像が最後となりました。
【2014年に男役から娘役に転向】
水沙さんは自身が研4となる2014年に男役から娘役に転向。
宝塚歌劇において娘役へ転向される方は決して多くはありません。
水沙さんと同じ判断は雪組なら大湖せしるさんなどの例がみられるように珍しいとまではいかないまでもファンにはやはり驚きの選択といえますね。
雪組公演「ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』『ファンシー・ガイ!』(宝塚大劇場:2015年1月1日~2月2日、東京宝塚劇場:2015年2月20日~3月22日)より娘役として出演と、公式にはアナウンスされています。
また公式身長167cm。当然ですが娘役としては大きい部類に入りまた立ち姿がスッキリと爽やかであることから入り出写真などで人気の高い娘役さんでもあります。
【目指すは大人の色香がする女役?】
娘役に転向してからはその色気を芝居に生かした役にめぐまれ、2015年博多座公演「星影の人」では祇園の芸妓、「星逢一夜」新人公演では夜鷹の役。
その後も全国ツアー「哀しみのコルドバ」では、アルマダ夫人、「るろうに剣心」新人公演ではカトリーヌなど品のある大人の女性を続けて演じています。
水沙瑠流さんの今後にも大注目ですよ!
著者:Seikacat