●ベルナルド

出典:©宝塚歌劇団youtube月組公演『All for One』制作発表会 パフォーマンス(ノーカット)より
マザランの部下で、おそらく適役として今回おそらくオリジナルで作られた役です。
雪組から組替えとなった月城かなとさんの月組での大劇場デビューとなりますね。
冷酷非情な剣士で、物語のキーを握るライバル役として描かれているので、どのような活躍が見られるのか楽しみです。
●モンパンシエ公爵夫人

出典:©宝塚歌劇団youtube月組公演『All for One』制作発表会 パフォーマンス(ノーカット)より
沙央くらまさんが演じるのですが、こちらも原作にいるのかは謎です。しかし、「モンパンシエ公爵夫人」という小説はラファイエット夫人の著書として残っています。
時代的にも、ルイ14世と結婚したくてできなかったというエピソードも共通しているので、今回、オリジナル作品として上記の小説から引用して創造されたキャラクターではないでしょうか。
国王に振られた腹いせに復讐を企てます。
(引用:角川文庫 三銃士 アレクサンドル・デュマ 訳:竹村猛)
原作の三銃士キャラクターと、制作発表での様子と比較してみると…。
公演に先立ち行われた制作発表でも、キャラクターの紹介がありました。
「大胆不敵なポルトス、沈着冷静のアトス、世紀の色男アラミス」そして「無敵のヒーロー・ダルタニアン」!!
ダルタニアンと仲間たちの設定に大きなズレはないようですね。
ベルナルド、ルイ14世、モンパンシエ公爵夫人は、モデルはあるもののオリジナルキャラクター、オリジナル設定が採用されていそうですね。
三銃士の合言葉は、珠城さん率いる月組の姿のよう

出典:©宝塚歌劇団 公式HP 月組公演『All for One』より
タイトルの「All For One」を訳すると「みんなは一人のために」。
これは原作の”Tous pour un, un pour tous”を訳したもののようです。
珠城りょうさんを中心にみんなが互いを信じあい一つの舞台に向き合う、今の月組の姿そのもの。公演がますます楽しみになります。
著者:すみれ文案
