宝塚歌劇団に所属する乙羽映見さんは、歌が得意な花組期待の娘役です。
新源氏物語・新人公演でも主人公・光源氏に絡む重要な役に抜擢されましたが、宝塚大劇場公演は体調不良で全休となってしまったのです。
東京公演では復帰を果たし、念願の「朧月夜」を成し遂げた、そんな頑張り屋の彼女のプロフィールを紹介します。
努力の人、乙羽映見さんのプロフィール
2010年宝塚歌劇団入団の96期生で、愛称は「えみ」。
成績は入団時38人中6番、5番は同じ花組の優波慧さんでしたが、研6の今は成績が逆転しています。
宝塚は音楽学校卒業後も、研1・研3・研5と試験があり成績が確定しますので、成績が花組同期の中でトップというのは、卒業後も努力していう結果と言えるでしょう。
新源氏物語では「朧月夜」 前回のキャストは?
前回の月組公演「新源氏物語」での「朧月夜」は紫ともさん。
実は、紫ともさんは、娘役ファン期待の星なんです。
早くから注目されていたにも関わらず、下級生に抜かされたり、組替えがあったりと寂しい時期があった紫ともさん。
彼女のすごいところは、そんな変化の度に彼女を応援するファンが増えた事です。
結果、雪組のトップ娘役となり、杜けあきさんのさよなら公演や一路真輝さんのお披露目公演の相手役を務めて卒業、娘役あこがれの星でもあります。
どんなスターさんにも合わせられる儚さと真の強さを表現できる娘役・・・そんな紫ともさんの朧月夜に付いたのが乙羽映見さん。
体調不良のため、大劇場の新人公演に出演はできませんでした。
ソロもあり、光源氏との絡みも演出されている素敵な役、本当に残念です。
花組の中でも歌唱力で光ります!
娘役での人気のポジションは、フィナーレの最初に大階段の中央でソロを歌うエトワール。
勿論絶対的な安定した歌唱力が要求される役回りですが、乙羽映見さんはこのエトワールを『新源氏物語』『Melodia -熱く美しき旋律-』公演でつかみ取りました。
ところが体調不良のため全日程休演。
ファンが心配する中、東京公演で復活となり、無事エトワールを務めて皆を安心させてくれた彼女、歌手としての評価は高く今後の期待が高まりますね。
いよいよ新人公演も卒業です。
宝塚では研7まで出演できるのが新人公演。
乙羽映見さんも、その学年が近づきました。
得意の歌にも磨きも掛けて、さらなる大きな役を獲得できるように頑張って貰いたいですね。
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