「NOBUNAGA<信長> -下天の夢-」織田信行役/新人公演 足利義昭役
前トップスター龍真咲さんの退団公演で、蓮さんは主役信長の弟という役どころを演じました。

出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ
タカラヅカ・スカイ・ステージ「スカイ・ステージ・トーク Dream Time#21「龍真咲」」より
月組にとって久々の日本物の本公演となりましたが、蓮さんの涼やかなメイクは目を引き、優秀ながら跡継ぎとはなれない信行の心情を演出していました。
斬り捨てられ「兄上!」と叫びながらセリ下がる場面など、短いシーンながらも重要なポイントをしっかりと担っていました。
また、新人公演では、専科・沙央くらまさんが演じた将軍義昭役が話題に。
神経質でプライドが高く、それが滑稽にさえ映る難しい表現を見事にものにし、客席の笑いもとっていました。
本役の沙央さんからは「声がいいだけに、声だけの芝居にならないように」とのアドバイスを受けたといい、悔しさと怒りに目を真っ赤にさせるほどの表情や、高い身分ならではの身のこなしにも気を配った努力が感じられ、さらなる成長をみせてくれました。
「グランドホテル」新人公演ラファエラ・オッタニオ役
現トップスター珠城りょうさんのお披露目公演となった本作の新人公演では、24年前の初演で天海祐希さんが演じた謎の多い女性、ラファエラ役を演じました。

出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ
タカラヅカ・スカイ・ステージ「スカイ・ステージ・トーク Dream Time#40「珠城りょう」」より
ヒロイン・エリザヴェッタを長年慕いながらも、支え寄り添う生き方をしてきたラファエラ役は、おかっぱスタイルのヘアや、首の詰まった衣装も特徴的で、決して易しい役ではなかったはずです。
蓮さんは、他の生徒さんの真似だけになることなく、深い愛情をより感じさせる役作りで、その言動に説得力を持たせていました。
ヒロインへの想いがこぼれ出る「ああエリザヴェッタ!」という一セリフにも、声の良さを生かした芝居へのこだわりが感じられました。