一度だけでは観足りない!「NOBUNAGA」
この月組の舞台は、もちろん龍さんの信長を中心にしていますが演出家大野拓史先生が言われていたように「信長を囲んだ戦国群像劇」という体裁をとっています。

信長という絶対的なカリスマと彼を愛し、崇拝しまたは憎む人物たちが、それぞれの場面での主人公となっていて信長の有名な天下取りまでを追う直線的な筋書きではないため、最初は戸惑いを覚える観客も多かったようですがむしろ観方がわかればこの舞台の奥深さがみえてきます。
まるで演じるスターたちをそのまま映したような戦国の登場人物たち
もっとうがった見方をすれば現在の月組のメンバーへのメッセージのような場面が武将たちの姿を借りて次々と現れるようにもとれます。
愛希れいかさん演じる帰蝶との最後の触れ合い、珠城りょうさんロルテスの進む道、他の武将たちもまるでそれぞれこれからの宝塚人生を見越しているかのような台詞を龍信長と交わしていきます。

そしてなによりも信長=トップスター龍真咲さんというひとりの天才の抱えてきた孤独もこのお芝居の見逃せないところ。
龍真咲さんが演じる新しい信長、ぜひその目で確かめてみてくださいね。
著者:Seikacat