歌・ダンス・芝居、どれも見るものの心を震わせる
礼真琴さんの魅力は、歌・ダンス・芝居どれもが卓越したレベルにあるところ。
伸びやかな歌声は、宝塚の歴史の中でも屈指の歌手と言えるほど。
ディズニーとコラボしたCDで、同期の妃海風さんとデュエットした「輝く未来」の歌声を初めて聞いた時は、「将来が楽しみなスターが登場した!」と感じた方も多いのではないでしょうか。
出典:©宝塚歌劇団 公式HP
2017年 星組公演 『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』より
舞台ではその魅力がさらに増し、スカピンのショーブラン役の響き渡る低音ボイスは魅惑的ですし、スカーレットやアデレイドといった女役との歌唱も完璧!単に歌が上手いだけでなく、緩急や強弱で心情を伝えることができる礼真琴さんは、七色の歌声の持ち主です。
ダンスの技術も早くから注目され、2010年の「ロミオとジュリエット」日本初演では、宝塚オリジナルの役”愛”に抜擢されました。これは踊りだけで表現する難役。それを1から作り上げる大役を研究科2年で担っていることからも、その表現力が早くから注目されていたことがわかります。もちろん、男役としてのダンスも公演ごとに色気を増していますから、今後さらに”ダンサー”としての役割も大きくなることでしょう。
弟キャラも、悪役も、女役もなんでもこなす役者・礼真琴さん。
キャラクターの捉え方が自然で的確だからか、どんな役でもリアルに感じられます。
特に印象深いのは「めぐり会いは再び2nd」のルーチェ役(夢咲ねねさんの弟キャラがキュート!)、「ガイズ&ドールズ」のアデレイド役(女役としての経験を活かした一途な女性がお見事でした)、そして「スカーレット・ピンパーネル」のショーブラン役(悪役、だけど憎めない存在の演じ方が絶妙)。
礼真琴さんの魅力は語り尽くせません!ぜひ舞台で見て、あなたならではの”ツボ”を探してみてください。
[next_heading title=礼真琴は”2番手”としてさらに男役を進化させる]