トップスターになって見せた珠城りょうの新たな一面
「グランドホテル」では、年上のバレリーナと恋に落ちる役。
ラブシーンでのデュエットは、美しい旋律に2人の優しい歌声が響き、芝居をドラマティックに盛り上げていました。そのシーンの最後、別れ際での「バラの花束を抱えていくからね!」というセリフ。
出典:©宝塚歌劇団 公式HP
2017年 月組公演『グランドホテル』より
ここがちょっぴり舌足らずで、キューンとしたファンの方は多いのではないでしょうか。恋
に落ちた男の真摯な言葉ではあるのですが、珠城さんが言うとちょっと甘えた感じがあって、母性本能をくすぐりました。
素顔の珠城さんも、月組の「ボス」というよりは、月組の「王子様」。
しっかりとした肢体で頼りがいのある雰囲気なのですが、時折見せる笑顔が何とも言えません。
グラフ誌の愛希れいかさんと美弥るりかさんとの座談会で、上級生の2番手スター美弥さんを「るりさん」と呼んで慕う様子もほほえましいものでした。
まるで大型犬が見せる甘え方みたいで、ますますファンをトリコにしているのではないでしょうか。