新人最終7年目でついに初主演!花組の筋肉番長、水美舞斗ってどんな人?
宝塚歌劇団といえば「宝塚」、「ヅカ」と呼ばれる未婚の女性だけで構成された歌劇団で、恋愛、歴史、ファンタジーなど幅広いジャンルのミュージカルの公演を行っています。
宝塚歌劇団は現在、花組、月組、雪組、星組、宙組の5組とどの組にも所属していない専科に分かれています。
水美舞斗さんって?
水美舞斗(みなみまいと)さんは花組の男役を務めるタカラジェンヌで、「みなみ」「マイティー」の呼び名で親しまれています。彼女は2009年に宝塚歌劇団に入団しました。
同期には月組トップ娘役愛希れいか、宙組トップ娘役実咲凛音をはじめ、花組柚香光、宙組礼真琴など多数の主演経験者がいます。この、歴代でも粒ぞろいと呼ばれる95期で入団時の成績は3位を獲得していた彼女は「薔薇に降る雨/Amourそれは・・・」で初公演を果たしました。
その後も新人公演で主要な役を任せれてきましたが、まず注目を集めたのが2011年の「カナリア」。悪魔たちのリーダーのウカの役を演じ、その長身とキレのあるダンスで観客を魅了しました。
輝かしい功績
そして、水美舞斗が一際人気を集めたのが2013年公演の「オーシャンズ11」です。メイン11人に入る大抜擢で、同期の柚香光とモロイ兄弟を演じました。同期ならではともいえる息の合った演技で、その絶妙な掛け合いは「チップとデールみたい!」とファンの間で話題となりました。本公演でも主要な役どころを務めるようになったころ「エリザベート」のマデレーネに抜擢されました。
マデレーネはダンスのうまい娘役が務めてきた役で、男役である彼女は初の娘役に挑戦することとなり、芝居の幅を広げました。
2015年3月「カリスタの海に抱かれて」では、シャルル役でついに新人公演初主演を果たしました。待望の主演であり、「いつか主演をやりたいとずっと思っていたので、ためた分を爆発させたい」と喜びを爆発させ、「明日海さんみたいに真ん中で動じずにドーンと立てたら」と本公演での同役の主演明日海りおに学びながら主演への思いを強く持ち、ステージに立ちました。伸びのある声、キレのあるダンスを武器にした水美舞斗のシャルルは歴史に名を残すことでしょう!