京アニだからできる!音と映像のシンクロ率2000%!
京都アニメーションといえば、美しい背景やキャラクターの繊細さなど作画の美麗さが特に評価されている制作会社。
そんな京アニだからこそ、金管楽器特有のライトによる光の反射や呼吸のたびにすくむ肩、髪の動きまでが、気持ち悪いほどに細やかに描かれているのです。

サンライズフェスのシーンは屋外なので自然の緑が少し楽器に反射していたり、きらきらの楽器に映り込んだ景色の色味や形に合わせた歪みまでしっかりと再現。
楽器を極限までリアルに描写することで、CGっぽさを感じさせない技術が全編に渡って施されています。
楽器だけでなく、物語のなかでも特に艶めかしい久美子と麗奈のお祭りのシーンでは、麗奈の後ろで揺らぐ街の灯りと白いワンピースが少し透けて光を通している感じが、そのシーンをさらに印象的な場面にしています。

そしてすごいのは作画や映像だけではありません。
さらに音との一体感が異常なほどに高いのがこの作品の見所のひとつなんです!
セリフは映画のために再収録しているため、一度観たシーンでも声のトーンや緊張感の高まりがより感じられるようになりました。
この映画のための新しい意図に沿った、新しい演技にぜひ注目してください。
そしてなんといっても素晴らしいのが演奏シーンの映像と楽曲の異常なほどのシンクロ率の高さ。

細かなキャラクターの動きや音の揺らぎ、場面ごとで違う音の響き方。カメラアングル。まるでその場で演奏を聞いているとしか思えないほどに高い同期率の高さに、演奏シーンの後に拍手しそうになってしまうファンも後を絶たないとか・・・。
映画だから楽しめるハイクオリティー音響!
作品内で演奏される楽曲もこの映画のために再録されたため、劇場でよりそのひとつひとつの音の素晴らしさが強調されています。
サンライズフェスや最後のコンクールでの「三日月の舞」、麗奈と久美子の合奏、オーディション。すべての楽曲を徹底して演出し、演奏レベルを表現しているほか、サウンドトラックもとても効果的に使用されました。
とくに香織と麗奈のオーディションシーンでは、二人の演奏の違いをはっきりと聴かせています。

香織は非のないまとまった綺麗な演奏。それにくらべて麗奈の演奏はそもそもの音の伸びや響き方が香織の演奏とは違う。誰もが納得する才能のかけらを音で感じ取ることができるこのシーンは、テレビシリーズ以上に緊張感のあるシーンになりました。
秋にはテレビシリーズ『響け!ユーフォニアム』2期も決定!
映画の公開初日には2016年秋にテレビシリーズの『響け!ユーフォニアム』の第2期の放映が発表されました。

オーボエの鎧塚みぞれや田中あすかの身の上など、まだまだ伏線がはられた箇所が多いのでファンにとっては想像以上に早い発表に喜びの声が多く聞かれました。
女の子が多く登場するいわゆる『萌系』があまり好きではない方でも楽しめる、京アニ的『熱血青春』作品といえるのではないでしょうか。
京都アニメーションの底力を魅せつけられる『響け!ユーフォニアム』はぜひ劇場でその感動を味わってみてくださいね♪