中村明日美子の漫画「同級生」。この作品は「卒業生」「空と原」「O.B.」と続編やスピンオフ作品が描かれ、ドラマCDも制作された人気シリーズです。
この漫画が、ドラマCDのキャストもそのままについに2016年2月20日に映画化!
「まじめに、ゆっくり、恋をしよう。」というキャッチフレーズ通り、主人公となる男子高校生二人の恋を丁寧に描き出した映画「同級生」の魅力をたっぷりとお伝えします。
「同級生」はどんな少女漫画よりも純粋です
高校受験に失敗し、仕方なく東府第一高等学校に入学した高校一の秀才・佐条利人と、金髪にピアスで女子にもモテモテのバンドマン・草壁光。
高校二年生になって二人は同じクラスの同級生となったが、性格やタイプの違いから接点は0だった。ただし、夏の合唱祭までは。
高二の夏、草壁は佐条が教室に居残って合唱祭の練習をしている姿をたまたま見かけ、彼に歌唱指導を行うように。ノリがよく、純粋でまっすぐな性格の草壁に、真面目であまり人に心を開かない性格の佐条も徐々に彼を信頼するようになっていく。放課後の教室で音を奏でているうちに、次第に二人の心も響きあう。
ひょんなことから仲良くなった二人だが、元々タイプの違う二人は将来の道も当然ばらばら。そんな二人に訪れる恋の結末とは?二人が決めた進むべき未来とは?
思春期の男子高校生の揺れ動く心情をとにかく丁寧に描き、ゆっくり少しずつ展開させていくストーリーは、どんな少女漫画よりも純粋。そこにあるのはシンプルな恋愛の形。余分なものは何もつけない、まじめで優しいラブストーリーになっています。
[adsense num=1]
キャストはドラマCDからの続投!
クールな性格の秀才・佐条利人を演じるのは、PSYCHO-PASSの宜野座伸元役や干物妹!うまるちゃんの土間タイヘイ役などで知られる野島健児さん。
ちょっとチャラいけどまっすぐな性格のバンドマン・草壁光を演じるのは、デュラララ!!×2結の折原臨也役やおそ松さんのチョロ松役などで知られる神谷浩史さん。
そして、二人の通う高校の教師であり、佐条に密かに想いを寄せる「ハラセン」こと原学を演じるのはNARUTO-ナルト-のうちはイタチ役や金色のコルダの土岐蓬生役で知られる石川英郎さん。
最初に同級生がドラマCD化されたのは2008年。その後、卒業生が2010年、空と原が2012年、O.B.が2015年にドラマCDになりました。
最初にメディアミックス化されてから約8年の時を経て、再びキャラクター達がしゃべります。8年経過して進化したキャスト陣の演技にも注目です。
[next_heading title=劇中はギターの音色にも癒やされてみて]