宙組時代、活躍の裏で感じていた”苦悩”
早霧せいなさんは、2001年に初舞台を踏んだ87期生。新人公演時代は、宙組で過ごしました。
新人公演主演は2006年「NEVER SAY GOODBYE」と「維新回天・竜馬伝!」の2回。

出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ
タカラヅカ・スカイ・ステージ『NEVER SAY GOODBYE-ある愛の軌跡-(’06年宙組・東京・新人公演)』より
それ以外にも、新人公演の主要キャストを多数経験しています。また、2008年にはバウワークショップ「殉情」で主演。宙組下級生時代から、将来の活躍を期待されていた存在でした。
日本物の公演で主演経験があるというのが、今の早霧せいなさんにつながっている気がしますね。
宙組というと、長身でスタイルの良い男役が集まっているのが特徴の1つ。

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タカラヅカ・スカイ・ステージ『TAKARAZUKA CAFE BREAK#349「早霧せいな」』より
早霧せいなさんは、決して身長が大きい方ではないので、下級生時代はそれがコンプレックスとなることもあったでしょう(同期で、同じくらいの身長の沙央くらまさんは、「宙組には入りたくない」と思っていたそうです)。
しかし、長身の男役に囲まれる中で、自分を大きく魅せるダイナミックな表現力が身についたのだと思います。
また、2008年のインタビュー(ウィズたからづか 2008年11月号)では、「下級生の頃、自分が目指していたのはキザで男っぽい男役でした。でも周りからはフェアリータイプと言われ、ギャップに悩んだことがあります。」と本音を語っています。
「いい意味でイメージを裏切っていきたい。」とも語っているとおり、甘やかな見た目と内面の熱さ・面白さのギャップは早霧せいなさんの強みの1つ。
宙組時代に抱えていた悩みをクリアすることで、男役・早霧せいなの個性が確立したのだと思います。
早霧せいなさんは、初舞台後宙組に配属された男役としては、初めてのトップスター。そういった意味でも、宙組時代の活躍は重要な意味を持つのです。