色々な世界観を持ったヴィジュアル系バンドが続々と登場する中、本来のヴィジュアル系ロックとはこういうのを言うんじゃ!と言わんばかりのハードで荘厳な世界観を体現するバンドが、グリーヴァです。
自らを「古き良き時代の継承者」と名乗っていて、ヴィジュアル系ロックが持つ本質の追求をコンセプトとしています。
グリーヴァの音楽性、世界観についてどういう点が「古き良き時代」を継承しているのか?その魅力について考察してみましょう!
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一目見て、少し聴けば分かる「古き良き時代」の世界観
地の底から這い上がってくるような歌声とギターサウンド、そして切れ味抜群のリズム隊。そこに乗っかる退廃的な歌詞と「これぞヴィジュアル系」と言わんばかりのメイク&衣装。
確かにグリーヴァが求める世界観には、かつてあったヴィジュアル系の王道を感じることができます。彼らが言う「古き良き時代」とはこういうことなのか!と言うことが、楽曲や映像からすぐに伝わってきます。これが最大のオリジナリティであり魅力ですよね。
ネオ・ヴィジュアル系と一線を画す90年代の王道を突き進む
グリーヴァが「古き良き時代」を体現しているのは、何と言ってもライブ!ヴォーカリストの狂鬼はその名の通りライブでも狂ったパフォーマンスを全開に見せてくれるので、バンギャも暴れ放題♪対バンだと他のバンギャもいるので難しいんですが、ワンマンライブはやりたい放題なので「ウォール・オブ・デス」という“モッシュ儀式”なんかもあります。
最近はネオ・ヴィジュアル系と呼ばれる多彩な音楽を採り入れたヴィジュアル系がシーンの中心になりつつありますが、グリーヴァはそれと明らかに一線を画して90年代のヴィジュアル系バンドが持っていた狂気やパワー、そして圧倒的な歌唱力で攻めてくるので、ヴィジュアル系のファン歴が長い人にとっては涙ものかも?