哀愁と執着…怪人二十面奏がこだわり続ける「愛」の形とは
怪人二十面奏が紡ぎ出す音楽の核にあるのは、男と女の痛々しい愛の形です。その果てにたどり着いた執着という名の泥沼を描いた楽曲たちは、我々の心をぎゅっと掴んで離すことがありません。

出典:© KEN オフィシャルTwitter(@doremiken)より
マコトの震えるような歌声とKENの哀愁漂うギターリフが鳴り響き、夕暮れから夜に変わる瞬間を思わせる妖しくも美しい世界観は、一度聴いたら虜になること間違いなしです。
今回はそんな怪人二十面奏の楽曲の中から、2曲をピックアップしてご紹介します。
・「愛憎悪」(2016年3月16日リリース)
出典:© 怪人二十面奏official 愛憎悪-Lyric video- より
怪人二十面奏の1stシングルとしてリリースされた「愛憎悪」は、その名の通り“愛”と“憎悪”をコンセプトに1人の女性の心模様を描いたナンバー。
《アナタを殺したい…》など猟奇的とも思える歌詞が目立ちますが、女性なら一度くらいは「愛憎悪」で描かれる世界に近い感情を抱いたことはあるのではないか、と筆者は推測します。
マコトのヴォーカルは、そんなヒステリックながらどこか寂しい女性像を見事に表現。バンドの演奏もオカルティックなムードを演出。彼らの唯一無二の世界観を描いた代表的な一曲です。
・「アヴストラクト シニシズム」
出典:© 怪人二十面奏official 怪人二十面奏ニューシングル「アヴストラクト シニシズム」 より
感情剥き出しのスピード感で聴く者を攻め立てる「アヴストラクト シニシズム」は、怪人二十面奏の2ndシングル。
ライブでも定番のシャッフルビートを用いたロックナンバーですが、どことなく歌謡曲的なメロディーが盛り込まれており、一度聴いたら癖になる中毒性をはらんでいます。
こちらも怪人二十面奏にしか表現できない退廃的で甘美な世界が描かれた秀作です!
迫るワンマンに向けて、今後も怪人二十面奏の活動に要注目
2015年の本格始動から約2年、こだわりを貫き通す姿勢を私たちに見せつけてくれた怪人二十面奏。
1stアルバム『怪人二十面奏』はその名の通り、今までの歩みや生き様、そして自分達の音楽に対するブレない意思を詰め込んだバンド名を冠するにふさわしい1枚となっています。
来たる7月8日のキネマ倶楽部で行われるワンマンに向けて、是非皆さんも彼らの愛と哀愁に満ちた音世界に触れてみてくださいね。