真彩希帆、雪組トップ娘役就任までの軌跡

圧巻の”マダム・ヴォルフ”で注目された花組時代

2012年に初舞台を踏み、2013年に花組に配属。
真彩希帆出典:©宝塚歌劇団 公式HPより
配属直後から、大劇場公演でソロを担当するなど注目を集めます。

明日海りおさんのディナーショーに出演し、「ロミオとジュリエット」の「エメ」をデュエットし、その可憐さが話題になりました。

そして、真彩希帆さんの名前をファンに強く印象づけたのが、「エリザベート」の新人公演で演じたマダム・ヴォルフ。毒気の強い娼館の女主人役で、ドスの利いた歌声を披露し、場を沸かせました。

いかにも宝塚の娘役らしい可憐な容姿から生み出される迫力の演技、そのギャップがファンの心を捉えたのです。

花組からの組替え直前には、CSスカイ・ステージの望海風斗さん番組「Brilliant Dreams +NEXT」の公開収録にゲストとして参加。

2人で「ファントム」のデュエットを披露し、その歌声の美しさで魅了しました。

望海風斗さんは雪組に、真彩希帆さんは星組への組替えを惜しむ声も多かっただけに、トップコンビとしての再会がいっそう運命的に感じます。

星組でヒロインを詰み、実力の高さを証明

約2年間の星組時代、真彩希帆さんは数々のヒロインを経験します。

まずは、バウホール公演「鈴蘭」でヒロインに抜擢。
鈴蘭 宝塚出典:©宝塚歌劇団 公式HP星組公演 『鈴蘭—思い出の淵から見えるものは—』より
礼真琴さんとのデュエットソングも美しく、ヒロインとしての存在感も抜群。
https://twitter.com/FJqo19UWm8g5SdO/status/879673383859871745
大劇場公演「こうもり」では、初の新人公演ヒロインに挑戦します。

オペレッタのミュージカル化、という宝塚でも挑戦的な演目ではありましたが、さすがの歌唱力で舞台を牽引しました。
こうもり 新人公演出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ タカラヅカ・スカイ・ステージ 新人公演ステージトーク#126『こうもり』「紫藤りゅう・真彩希帆」より
また、ヒロインではありませんが、「ガイズ&ドールズ」新人公演のアデレイド役のキュートさも忘れられません。

コケティッシュな魅力が存分に発揮され、まさにミュージカルスター!

”宝塚の娘役”の枠にはまらない、さまざまな役柄に挑戦する姿が見たいと思わせる娘役です。

最後の星組公演への出演となった「燃ゆる風」のヒロイン役は、七海ひろきさん演じる竹中半兵衛の妻として、夫に寄り添う芯の強い妻を熱演。


”芝居の人”としての実力を強く感じました。

[next_heading title=望海風斗さんの相手役として、可憐な雪組デビュー]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です