宝塚歌劇団の舞台に登場する人物は、実にさまざま。一般的な宝塚作品のイメージに近い年頃の青年や女性ばかりが登場するわけではありません。また役柄も舞台によって幅広く、それらの舞台をこなすには確かな演技力が必要になります。
それでは、確かな演技力を武器に月組のホープとして注目を集めつつある佳城葵さんのプロフィールをご紹介しましょう。
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■97期生の中でも演技力に定評のある佳城葵さん
岡山県出身の佳城葵さんは、2009年に宝塚音楽学校に入学します。そして2年後の2011年に音楽学校を卒業、97期生として宝塚歌劇団に入団します。97期生の中でも佳城葵さんは演技力に定評があるので、芝居巧者としてのイメージを持っているファンも多いですね。
初舞台は、星組公演『ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び』です。宝塚では初舞台と配属される組が同じ人もいれば、そうでない場合もあります。
佳城葵さんは初舞台を踏んだ星組ではなく、2012年に配属されたのは月組でした。その後数々の舞台に出演、切磋琢磨しながら経験を積んでいる売出し中のタカラジェンヌです。
■幅広い役をこなす確かな演技力に高い評価
宝塚歌劇団は100周年を迎えてイベントが多くあったことから、100期生を前後とするタカラジェンヌにはそれらのイベントで活躍する場が多く、注目の集まりやすい世代です。この世代特有の環境で、佳城葵さんは演技力を武器にキャリアを積んできました。
宝塚歌劇団の舞台は、何も年頃の青年や女性ばかりが出演するわけではありません。少年や少女が登場することもあれば、高齢のキャラクターが登場する場合もあります。
そのためタカラジェンヌは自分と同じ年頃のキャラクターだけを演じるわけにはいかず、幅広い役柄をこなすための演技力が求められます。
佳城葵さんは2015年の『1789 -バスティーユの恋人たち-』の新人公演でルイ16世役を務めるなど、自身の年齢とかけ離れたキャラクターを演じきり、確かな演技力がファンの注目を集めました。
観劇するファンにとっては、その役柄になりきってキャラクターにぴったりとハマっている役には目がいくものです。逆に役柄に合っていない配役で、その役がうまくハマらないと悪目立ちしてしまいます。
佳城葵さんが持ち前の演技力をさらに磨いて今後どのような男役になってくれるのか、これからが楽しみですね♪