乃木坂46の2期生が不遇な理由は「タイミング」?
僕が思う、乃木坂46の2期生メンバーが今いち活躍できていない理由は「タイミング」が大きいのではないかと思っています。
2期生募集オーディションの発表が2012年12月で、2期生メンバーが入ってきたのが2013年5月。
この当時の最新シングルは5th「君の名は希望」で、今では選抜常連な齋藤飛鳥や衛藤美彩がまだアンダーだった頃です。
(今じゃ考えられませんね・・・)
この頃、アイドルオタの間では乃木坂46のレベルの高さや楽曲のクオリティは高く評価されていましたが、まだまだ世間での知名度は高くありませんでした。
そしてちょうど6th「ガールズルール」7th「バレッタ」8th「気付いたら片想い」では連続でセンターが変わっています。この時期はグループにとっての過渡期とも言えるでしょう。
さらに昔、2期生は「研究生」という扱いでスタートしていましたが、現在の3期生メンバーが研究生と呼ばれることはありません。
(3期生は3期生という扱い。アンダー曲には参加していませんが、3期生のみの楽曲が与えられているという状況)
当時はまだ運営側も乃木坂46のはっきりとした方向性や動かし方、システムを確立できていなかったと思われます。
センターの交代劇やグループ自体の表立った動きの増加の影に、当時2期研究生はどうしても隠れてしまいがちでした。
一方で3期生募集オーディションが発表されたのは2016年7月。
「君の名は希望」の時期と比べると乃木坂46とグループを取り巻く環境は大きく変化しています。
出典:©Natasha,Inc. ナタリー 齋藤飛鳥が涙、深川センター代役は川後陽菜!乃木坂46怒涛の神宮3DAYS完遂 より
2015年の末には紅白歌合戦への初出場を果たしましたし、CD売り上げも80万枚を突破。
白石麻衣、西野七瀬、齋藤飛鳥、松村沙友理、橋本奈々未はモデルとして活躍し、各メンバーが個々でバラエティや映画出演、ラジオ番組MCや雑誌連載、写真集発売など様々な仕事を持つように。
アイドルオタ以外の幅広い層に認知され、公式ライバルのAKB48に匹敵する人気で国民的アイドルと言っても過言ではないほど大きなグループへと成長していました。
そんな時期に入ってくる3期生メンバーは否が応でも大きな注目を浴びてしまいます。
人気絶頂の乃木坂46は何をやっても大きなニュースになるわけですから、当然このオーディションもオーディション段階から既に注目度が高かったわけです。
出典:©Natasha,Inc. ナタリー 乃木坂46、新メンバー12名決定「3期生が入ってよかったと思われるように」 より
2期生オーディションへの応募総数は1万6302人。
対する3期生メンバーオーディションへの応募総数は4万8986人だったので、およそ3倍もの数字を叩き出していることになります・・・!
ここまで来れば、当然乃木坂46に関わっているお金も関わる企業の数も違うわけで、3期生オーディションは大手出版社の各ファッション雑誌とコラボしてそれぞれ特別賞を決定し、選ばれたメンバーはその雑誌への掲載が確約されるという企画も行われていました。
2期生加入時と比べると圧倒的に乃木坂46に対する注目度が違うので、新加入の3期生が引っ張りだこになるのは当然のことと言えます。
それと、「タイミング」的なことで言うとやっぱりグループ間の世代交代も考えられます。
女性アイドルグループが長く続いていくにはやはり世代交代は必至。
ルックスレベルが高く様々なスキルを持ち、バラエティに富んだメンバーの揃う乃木坂46の1期生メンバーは絶大な人気を誇っていますが、結成から6年経過していることもあり昨年から卒業メンバーも増えてきています。
お姉さん組の人気メンバーである白石麻衣、松村沙友理、衛藤美彩あたりは次の誕生日で25歳を迎えますし、いつ卒業発表があってもおかしくありません。
そうなると、やはり次世代の若手メンバーを育てておくために、新加入のフレッシュな3期生にスポットを当てる機会は増えますよね。