<前編>理由あって公務員から声優に…たんぽぽのように生きる「ながにゃん」こと永塚拓馬を読み解いて
現在放送中のアニメ「アイドルマスターSideM」は、様々な前職を持ったキャラクターたちがそれぞれ「ある理由(ワケ)」を持ってアイドルを目指していく物語。
この作品で冬美旬という男の子を演じているのが永塚拓馬さんです。
そんな永塚さんの前職はなんと公務員。彼もまた、演劇への道を諦めきれずに声優を志したという特殊な理由(ワケ)を持った人物。
ハロプロなどのアイドル好きで、ほとんど授業に出ずに部活三昧な高校時代を過ごすなど、知れば知るほど個性的な人生を歩んできた彼。
なんと、彼は現在も養成所に「在籍中」の身であり、去年の6月まではまだバイト暮らしの生活でした。
芸歴4年目、まだまだ駆け出しの立場でありながら、既に様々なアニメやコンテンツにひっぱりだこ、というのが永塚さんのとにかくすごいところ!
今回はそんな「ながにゃん」こと永塚拓馬さんの魅力を2回にわたって徹底解剖します。
まだ養成所在籍中!?謎多き天才肌の芸術青年・永塚拓馬さんのプロフィール
出典:©ね子とま太【公式】Twitter(@nekotomata_info) より
永塚拓馬さんは1991年10月4日生まれの神奈川県出身。あだ名は「ながにゃん」。ちなみに、舞台版「ハイキュー!!」で青根高伸を演じている新井將さんとは、高校の同級生。
好きな言葉は金子みすゞによる有名な一節「みんなちがってみんないい」。
よく人から「変わってる」と言われるという永塚さんは、「相手のことは否定しない」ことを普段から心がけているんだとか。
そんな永塚さんが「変わっている」と言われる理由が、彼のこれまでの経歴と、まるでアニメの登場人物のような性格から来るエピソード。
まずは「経歴」の部分から。
永塚さんがはじめに演技に興味を持ったのは、中学の文化祭でやった演劇。この時彼は「自分以外の何かになれる」という演劇の面白さに気づくと同時に、演技を褒められたことで初めて自分の得意分野を見つけます。
強豪の演劇部があることを理由に高校を選び、毎日演劇に励む日々を送っていた永塚さんは、アニメ好きな友達と出会い、やがて「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」、「けいおん!」などを観ていくうちに声優という職業に出会い、興味を持ち始めたんだそう。
高校を卒業後2年間バンド活動をし、その後小説家になりたいという夢を持った永塚さんは芸術学部がある大学を受験しようとしましたが、家に受験票を忘れるという大失敗をし就職の道へ。
そこでも芸術に触れたいという思いが強かった永塚さんは、芸術部門の新興を学び公務員として働き始めます。
しばらく演劇から遠ざかったように見えた永塚さんですが、土日の休みにシャンソンを習ったことがきっかけとなり、ある市民ミュージカルに参加します。そこで改めて演技の面白さに気づいた彼は現在の養成所へ通い始め、見事オーディションに合格。本格的に声優を目指すことに。
次に永塚拓馬さんの代表作ですが、
冬美旬(アイドルマスター SideM)
こんのすけ(活撃 刀剣乱舞)
西園寺レオ(KING OF PRISMシリーズ)
閑翔太(ももくり)
などが挙げられます。
落ち着いた雰囲気を持ちながらもどこか危うさもあるアイドルマスター SideM 冬美旬・終わりのセラフ ラクス・ウェルトなどの少年キャラや、まるで女の子かと間違えるような可愛さのKING OF PRISMシリーズ 西園寺レオ、さらにはマスコットキャラクターのような存在の活撃 刀剣乱舞 こんのすけなど、これまでに様々なキャラを演じてきた永塚さん。
本人も普段から女子と間違われるという持ち前のハイトーンボイスを活かしたキャラクターが多いですが、その中でも演じているキャラクター一人一人の個性が際立つような演技が魅力です。
[next_heading title=ミステリアスで超天然、永塚拓馬さんの無自覚天然エピソード]