3作目『バトルフィーバーJ』
放送時期:1979年2月3日~1980年1月26日(全52話)
《戦士名:役柄/キャスト》
バトルジャパン:伝 正夫 / 谷岡弘規
バトルコサック(初代):白石 謙作 / 伊藤武史
バトルコサック(2代目):神 誠 / 伴直弥
バトルフランス:志田 京介 / 倉地雄平
バトルケニア:曙 四郎 / 大葉健二(スーツアクター兼任)
ミスアメリカ(初代):ダイアン・マーチン / ダイアン・マーチン(吹き替え:小牧リサ)
ミスアメリカ(2代目):汀 マリア / 萩奈穂美
※初代コサックの白石は殉職、初代ミス・アメリカのダイアンは重傷を負い離脱
「秘密結社エゴス」による怪奇現象から世界を救うために、国防省とFBIにより結成された「バトルフィーバー隊」。
世界各地のダンスを用いた特殊な戦闘術で戦い、国をモチーフにしていることから国旗デザインのスーツなのですが、他の戦隊と比べてもかなり強烈なインパクトです。
敵の怪人を倒し、その弟(妹)の悪魔ロボットを倒すために巨大ロボ「バトルフィーバーロボ」に乗り戦う、いわゆる”巨大ロボ戦”が初めて登場したのがこの作品。
まだ、変形や合体のない純粋なロボでしたが、ここから人気がでて、以降のスーパー戦隊シリーズでは巨大ロボ戦が導入されるようになりました。
『バトルフィーバーJ』から原作を八手三郎さんが手掛け、2017年現在まで中断や打ち切りなくスーパー戦隊シリーズが続いていきます。
平均視聴率は12.0%です。
4作目『電子戦隊デンジマン』
放送時期:1980年2月2日~1981年1月31日(全51話)
《戦士名:役柄/キャスト》
デンジレッド:赤城 一平 / 結城真一
デンジブルー:青梅 大五郎 / 大葉健二(スーツアクター兼任)
デンジイエロー:黄山 純 / 津山栄一
デンジグリーン:緑川 達也 / 内田直哉
デンジピンク:桃井 あきら / 小泉あきら
●●戦隊△△レンジャー(マン)という名称や、色による戦士分け、ゴーグル型シールド、特定のアイテムを用いての変身、変形する巨大ロボ戦、、、などなど今日のスーパー戦隊シリーズの概念をより確立させた作品とも言える『電子戦隊デンジマン』。
SF要素が盛り込まれ、デンジ星という星を滅ぼした宇宙人一族「ベーダー一族」から地球を守るために、デンジ星人の末裔にあたる5人の戦士が立ち向かいます。
「ベーダー一族」を乗っ取ろうとする第三勢力「バンリキ魔王」の登場など、敵側の描写をこれまでの作品以上に濃く描いていました。
敵同士での対立や最終的にヘドリアン女王は、デンジマン側の勝利に加担するなど、これまでにない展開で終盤を盛り上げていたのも印象的でした。
デンジブルーの青梅を演じた大葉健二さんは前作のバトルケニアに引き続き出演。どちらもスーツアクターも兼任していました!
平均視聴率は13.5%です。
5作目『太陽戦隊サンバルカン』
放送時期:1981年2月7日~1982年1月30日(全50話)
《戦士名:役柄/キャスト》
バルイーグル(初代):大鷲 龍介 / 川崎龍介
バルイーグル(二代目):飛羽 高之 / 五代高之
バルシャーク:鮫島 欣也 / 杉欣也
バルパンサー:豹 朝夫 / 小林朝夫
※NASAのメンバーとして招集され、スペースシャトル操縦士を務めるために飛羽にバルイーグルを任せてアメリカへ旅立ちました。
シリーズ初の初期3人編成で、女戦士が登場しない唯一の作品でもあります。
デンジマンの活躍により平和が戻った頃、機械帝国「ブラックマグマ」が世界征服を目指して動きはじめました。これに対抗すべく地球平和守備隊「太陽戦隊サンバルカン」が立ち上がったのです。
前作『電子戦隊デンジマン』で、デンジマン達の勝利に加担し姿を消したヘドリアン女王も再び登場し、世界や時系列が繋がっている作品であることがわかりますが、こちらもシリーズのなかでは唯一の試みでした。
また、複数のメカやロボが合体して一つの大きなロボになるということや、リーダーであるレッドが途中で交代したというのもサンバルカンが初めて。
特殊部隊の精鋭3人ということで、陸・海・空をイメージした華麗なアクションも見所でした。
平均視聴率は12.5%です。