キャラクター造形も可愛らしく、カタコトの喋り方があざとくならなかったのは、高度な芝居力あってこそ!
なんでも上手すぎる実力の高さと、大人びた持ち味から、「地味」と評するファンもいます。しかし、それは安定したパフォーマンスの裏付けだと思います。
ヒロイン経験を重ねることで、着実に舞台上でのオーラが大きくなり、ますます真ん中でのヒロインが似合う存在になっている娘役です。
トップ娘役・海乃美月に期待するもの
出典:©宝塚歌劇団 月組公演『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』より海乃美月さんがトップ娘役になったら、どんな舞台を見ることができるでしょうか。
珠城りょうさんと海乃美月さんという組み合わせは、どちらも月組育ちでありながら、ちょっと新鮮。意外と、今まで組んだ経験の少ない2人ですよね。
学年は若くとも、大人びた魅力を持つ2人なので、現代劇に近いお芝居がハマりそう。
トップ娘役としては、歌唱力やダンス力も高いので、ショーでも多くの場面に出てはいますが、まだまだメインでの活躍経験が少ないので、ショースターとしての伸び代にはとても期待しています。
ダンサー同士の”たまちゃぴ”とはまた違った方向でのダンサーコンビが誕生するかもしれません。
果たしてトップ娘役は誰に?海乃美月の活躍にも注目
大きな注目を集める、今後の月組トップ娘役事情。
海乃美月さんは、今一番トップ娘役に近い立場の娘役といえるかもしれません。その安定した実力は、月組に無くてはならない戦力。
間違いなく、これからの月組を支える1人となるでしょう。
著者:海野りんご