宝塚のロベスピエールに新たな表現を刻む
出典:©宝塚歌劇団 公式HP 月組『瑠璃色の刻』より
美弥るりかさん主演の「瑠璃色の刻」では、ロベスピエールを熱演。
「1789」「スカーレット・ピンパーネル」「ひかりふる路」と、近年の宝塚ではマリー・アントワネット並に存在感の大きい人物を、新たなアプローチで表現しました。
宇月颯さんは2010年月組「スカーレット・ピンパーネル」の新人公演でもロベスピエールを演じていますから、縁を感じますね。
特に、見せ場である「バスティーユ」場面は圧巻!
本人も「死ぬ気でやらないとできない」と意気込んでいるとおり、重厚な場面に仕上がっていました。単なるダンスではなく、お芝居としてのダンス。その真骨頂になっていたのではないでしょうか。
大人の色気がたまらない!「All for One」アトス役
出典:©宝塚歌劇団 公式HP 月組『All for One』より
「All for One」では、メインキャストの1人・アトスを魅力的に演じました。
ポスターや制作発表の時から、ヒゲのビジュアルが最高!とファンの間でも絶賛されていました。
アトスというキャラクターも、トシさんにピッタリ。
冷静沈着で、ブレーン役として物語を要所要所で締めているのが印象的。宝塚では珍しい「レイピア」を用いての立ち回りもしっかり決まっていましたよね!
出典:©宝塚歌劇団 公式HP 月組『All for One』より
渋い、イケおじの役作りが最高でした!こういったおじさん役を、魅力たっぷりに演じられるのがトシさんの魅力だと再確認した作品でもあります。
また、本編の渋かっこよさとはうって変わって、フィナーレではバリバリの男役で登場。そのギャップもずるい!と思わずにはいられません。
