りお様的素敵ポイント2:心に響く歌唱
明日海りおさんの舞台を観て印象に残るのは美しさだけではありません。
その歌唱力も確かなもので、安定感にいつも驚かされます。しかし下級生時代は、そこまで歌が得意だったという印象はありません。
様々な役を演じる中で、歌唱力を磨き、自信をつけていき、どんどん上手になっていったのでしょう。きっとものすごく努力の人なのだと思います。
明日海さんの歌で、特に印象的なのが『エリザベート』のトート役。言わずと知れた歌中心のミュージカル。
明日海さんなら絶対大丈夫と安心していましたが、期待を裏切らずそれ以上の素晴らしい歌声で胸を打ちました。
また最近のヒット作『ポーの一族』のエドガー役がバンパネラの孤独を歌う歌も、本当に哀しさに満ちており、ズンと胸に響きました。
出典:©宝塚歌劇団 花組公演『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』初日舞台映像(ロング)より
現在の相手役、仙名彩世さんも歌がとってもお上手な役者さん。二人の歌声に安定感があるので、花組の歌唱はいつもホッとさせられます。
りお様的素敵ポイント3:緻密に計算された演技
主演としての存在感がものすごくあり、舞台姿を見ているだけでも納得させられてしまう明日海さんですが、演技にはとても緻密な計算があるようです。
とあるインタビューで、役としての感情を考えて、足の出し方手の出し方まで緻密に計算していると答えていました。感情の流れを理解して、動きに至るまで、ものすごく考えて演技しているようです。
そしてこうした芝居の仕方は周囲の花組生にも伝播しているようで、相手役の仙名彩世さんも、明日海さんが感情の流れで動きを決めていることに影響されているとインタビューで答えていました。

出典:©宝塚歌劇団 公式HP 花組公演『MESSIAH −異聞・天草四郎−』『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』より
上演中の『MESSIAH』で演じている天草四郎も、キリシタン達に「神などいない」と言い放ち、「みんなの中に神がいるんだ」と納得させなければいけない役です。
人々の心を動かしていくという演技にはとてもパワーが必要だと思いますが、明日海さんは途中からカリスマ性まで発して、周囲を巻き込む強さを出しています。
こうした演技も、しっかりと計算されたものなのでしょう。
お客様に感動を届けるために、セリフの言い方から動き方まで、一つひとつ丁寧に役を作り上げる姿勢は役者の鑑とも言えるのではないかと思えます。
明日海りおさん主演の舞台が素晴らしいのは、こうした努力があるからこそなんですね!