安眠できるクラシックの名曲ランキングベスト5
眠りたいのに眠れない夜に、クラッシック音楽はいかがでしょうか。ホットミルクを飲みながら端麗な音の響きに身をゆだねていると、ウトウトと眠りに入りやすくなりますよ。
今回は、筆者が独断と偏見により選んだ、安眠できるクラッシックの名曲をご紹介します。
◆第1位 ドビュッシー 「アラベスク 第1番」
「アラベスク 第1番」は、1888年にドビュッシーによって作曲されました。タイトルとなっている“アラベスク”とは、バレエの基本的なポーズを指す言葉です。
川の流れのようになめらかなメロディが、気分を一気にリラックスモードへと誘います。自然な睡眠に入るためには、まずは心を落ち着けなければなりません。
清らかなこの曲を聞けば、一日のうちに起こったさまざまな出来事の記憶がキレイに洗い流され、すみやかに眠りの入口までたどり着くことができるでしょう。
◆第2位 エリック・サティ 「ジムノペディ No.1」
「ジムノペディ No.1」は、1888年にエリック・サティによって作曲されました。
この曲はNo.1からNo.3までの3曲構成となっています。中でもNo.1は、「ゆっくりと苦しみをもって」(Lent et douloureux)と名づけられている通り、ゆるやかな調べがとりわけ魅力的です。
深い呼吸のようにゆったりとしたテンポと、水面に広がる波紋を思わせる美しいメロディを、心行くまで味わってみてください。この曲を聞きながら目をつむり、腹式呼吸で息をすれば、心地良い安眠のリズムが掴めてくるでしょう。
◆第3位 シューマン 「トロイメライ」
「トロイメライ」は、1838年にシューマンによって作曲されました。“トロイメライ(Träumerei)”という言葉には、“夢想”や“空想”といった意味があります。
彼によって『子供の情景』と名づけられた作品集のうちの1曲でもあるこの作品からは、無邪気な子どもの頃を思わせる味わいが感じられます。
セピア色の幼き日を思い出すような懐かしくも優しい曲調に包まれていると、自ずと穏やかな気分になってきます。
夜の暗闇でこの曲をかけながら静かに夢想して、快適な眠りへとお入りください。
[next_heading title=安眠のためのクラシック4位・5位は??]