・デビューは大河ドラマ!?多くのステージを経験した黒沢ともよさんの活動年表
出典:©黒沢ともよTwitter(@TomoyoKurosawa)よりまずは、簡単なプロフィールを振り返りつつ、その活躍を年表にしてみました!
黒沢ともよさんは、1996年4月10日生まれの21歳。現在はマウスプロモーションに所属していて、あだ名は「ともにゃん」や「もよちー」など。
それでは、黒沢ともよさんの経歴を振り返っていきましょう!
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3歳頃から演技の勉強を始め、子役としてテレビドラマ、CM、舞台へ出演するように。
2000年1月、3歳のときにNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」の市姫役でテレビドラマ初出演。
2003年11月、7歳のときに舞台「奇跡の人」に出演。この公演をきっかけに役者として歩むことを決意。
2005年6月、9歳のときにミュージカル「モーツァルト!」のアマデ役でミュージカル初出演。
2006年5月、10歳のときに、前進座公演「謎帯一寸徳兵衛」で団七娘お市役で歌舞伎初出演。
2008年9月、12歳のときにSound Horizon「6th Story Concert 『Moira』 〜其れでも、お征きなさい仔等よ〜」にサポートメンバーとして出演。
2010年6月、14歳のときに映画「宇宙ショーへようこそ」で劇場版アニメ初主演を飾る。
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これまで所属してきた東京児童劇団(スペースクラフト)を退所し、2012年からマウスプロモーション所属となり、声優業を活動の中心とする。
2012年10月、16歳のときにTVアニメ「アイカツ!」で有栖川おとめ役を演じる。(TVアニメ初レギュラー作)
2013年3月、16歳のときに「アイドルマスター シンデレラガールズ」で赤城みりあ役に抜擢される。
2015年4月、18歳※のときにTVでアニメ「響け! ユーフォニアム」黄前久美子役でTVアニメ初主演を飾る。※初回放送日が2015年4月7日のため
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大河ドラマでドラマデビューすると、舞台・ミュージカル・歌舞伎・コンサート・そしてアニメと活動の場所を選ばずに「役者」として活躍してきた黒沢ともよさん。
2003年に出演した舞台「奇跡の人」は、彼女がパーソナリティーを務めるラジオ「A&G NEXT BREAKS 黒沢ともよのFIVE STARS」で『役者人生を決意した作品』と話していて、彼女にとっても大きなきっかけとなりました。この時に主演をつとめた大竹しのぶさんとは縁が深く、2009年(13歳)で出演したミュージカル「グレイ・ガーデンズ」でも再び共演を果たしています!
2005年に東宝劇場他で上演されたミュージカル「モーツァルト!」の再演では、アマデ役で出演。
出典:©2009 Theater Guide. 演劇・ミュージカルのポータルサイト シアターガイド「ミュージカル『モーツァルト!』東京公演が開幕(2005/7/4)」より当時の主演は井上芳雄さんと中川晃教さんで、2018年には山崎育三郎さん主演で再演が決定している人気ミュージカルです。
アマデウス=モーツァルトの本名を指していますが、この作品で「アマデ役」が担っているのは、モーツァルトに影のように寄り添ういわば「才能」そのもの。
セリフや歌はないものの、表情や仕草でモーツァルトと会話しているように常に寄り添っていて、時に天真爛漫に笑い、時に音楽から遠ざかるモーツァルトに厳しく怒るような表情をみせたりとモーツァルトがアマデの存在に振り回され、もがいている。そんな舞台を大きく展開させる役割を担っている役どころでした。
モーツァルトと一緒に音楽を心から楽しんでいる時のキラキラした表情をはじめ、自由奔放にころころと変わる表情は、今の黒沢ともよさんのお芝居を思わせるものがあり、彼女のお芝居の原点となっているような気がします。
この当時、共演者たちの歌唱に刺激を受けたことが、彼女が歌をはじめるきっかけにもなったそうで、
この作品なしでは今の私はないと断言できるほど、私の人生においてとても大きな部分を占めている作品出典:©もよちーのよちよち歩き「ほしおも(2014/04/21)」より
とブログでも語っていました。
再演のたびに、オーディションなどで数名が抜擢される役ですが、黒沢さんの芝居の上手さや愛らしさは当時のファンから絶賛されていて、今でもアマデ役と言えば黒沢ともよさんという印象を持っているファンの方もいらっしゃるようです。
2008年には、Sound Horizon「6th Story Concert 『Moira』~其れでも、お征きなさい仔等よ~」にサポートメンバーとしてミーシャ(アルテミシア)の子供時代の役に抜擢。子役ながら圧巻の表現力でステージを彩り、その演技に驚かれたファンの方も多かったのでは?
その2年後、2010年にリリースされた7th Story CD「Märchen」では、雪白姫として歌唱も担当するようになり、彼女の高い表現力も相まってか登場人物の中でもとても高い人気を誇っていました。
そんな彼女の声優デビューが、「宇宙ショーへようこそ」の小山夏紀役。
出典:©2018 MOVIE Collection.「日本代表にも負けない!? 地球代表の5人が頑張る『宇宙ショーへようこそ』舞台挨拶(2010年6月26日)」より
この作品は文化庁メディア芸術祭アニメーション部門にも受賞されたTVアニメ「かみちゅ!」のチームが手がけた劇場版オリジナルアニメーション作品です。
作品の監督をつとめた舛成孝二さんは、『演技がある程度のレベルに達していなければ、主人公達に大人の配役も考えていたが、僕の想像を超えた魅力を引き出してくれた』と話していて、密度の高い物語や美術、世界観に負けない子役キャスト達の演技力の高さに視聴者からも「予想以上にうまくてびっくりした」といった高評価が集まっていました。
そして現在もゲームにアニメにライブにと、大人気の「アイドルマスターシンデレラガールズ」では、赤城みりあ役を好演。
出典:©黒沢ともよTwitter(@TomoyoKurosawa)より赤城みりあ役として初めて立ったステージは2014年の1stライブ。
持ち曲「Romantic now!!」をライブで披露する際には、ステージ上が狭いとさえ思ってしまうほどのハイパフォーマンスでファンを惹き込んでいます。
みりあちゃんらしい自由で元気いっぱいのダンスをしながら、まったく息を切らさずにまで歌いこなす姿は圧巻。演技だけではなく、歌やダンスまでこなしてしまう彼女のポテンシャルの高さには本当に驚かされますね。
そんな彼女の演技はときに『感情表現の化け物』と言われることも。
ここからは彼女のこれまでの出演作品を振り返りながらその理由に迫っていきたいと思います!