笑いあり歌ありで二度オイシイ?花組公演『Ernest in Love』の配役と見所
『Ernest in Love』はオスカー・ワイルドの喜劇『まじめが肝心』を原作としてブロードウエイで上演された由緒正しいミュージカルです。
架空の名前を使って自由を満喫していた男が、女性に想いを寄せたものの架空の名前を使っていたがために事態が思わぬ方向に進んでいくという陽気なミュージカルです。
宝塚作品では珍しい(?)お笑いミュージカルの気になる配役と見所をご紹介しましょう!
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意外性のあるドタバタコメディーと、表情豊かなキャストが見所
『Ernest in Love』は、田舎貴族のジャックと友人アルジャンの二人がふざけて架空の名前とプロフィールを作って楽しんでいることから始まります。自由を満喫するにはそれで良かったものの、想いを寄せる女性ができると、今度は架空の名前やプロフィールが恋の障害になります。そしてその嘘のために思わぬトラブルが発生するというドタバタのコメディーです。
宝塚というとドラマチックな恋愛もの(特に悲恋)が十八番のように思われていますが、こんな楽しいコメディミュージカルも上演されるのかと思わされます。この意外性は、見所のひとつといえるでしょう。いつもと違った表情豊かなタカラジェンヌたちの姿を楽しめますよ♪
歌唱力に定評のある配役
『Ernest in Love』では主人公ジャック(アーネスト)に花組トップスターの明日海りおさん
そしてジャックが想いを寄せるグウェンドレンには花乃まりあさん
というトップ娘役が配役されているので、相性ピッタリの絡みも見所です。
そしてアルジャンには芹香斗亜さん、鳳月杏さんの役替りが行われます。それぞれのアルジャンを楽しむために、複数回劇場に足を運んでも良さそうですね。
ジャックが後見人となっているセシリイには、同じく役替わりで城妃美伶さんと音くり寿さんが配役されています。
ブラックネルに悠真倫さん、レインに役替わりで芹香斗亜さんと鳳月杏さんと、今回の舞台では役替わりが多いのもひとつのお楽しみ。
『エリザベート』でシシィを歌い上げた花乃まりあさん、『ロミオとジュリエット』の新人公演で歌唱力が絶賛された城紀美伶さんをはじめとして今回の『Ernest in Love』の配役では、歌唱力に定評のあるタカラジェンヌが主要な役を射止めているという特徴があります。
単なるドタバタコメディーでは終わらせずしっかりと歌も聴かせる舞台!そんな一粒で二度オイシイ『Ernest in Love』なのです。
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