そして同年に雪組へ組替え。
配属後すぐに2番手として活躍しているイメージがありますが、実は正式に2番手羽根を羽背負って大劇場大階段を降りてきたのは、『星逢一夜』『La Esmeralda』の公演の時でした。
「星逢一夜」はトップや2番手、上級生などが子役も演じるというレアな公演でしたが、望海さんの演じる源太の子供時代は見た目も子供らしく、声も高くて細いかわいらしい声を出されていましたね。
出典:©宝塚歌劇団 公式HP
2015年 雪組公演『星逢一夜(ほしあいひとよ)』『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』より
まさに変幻自在な七色の声とはこのこと!
自由闊達で熱血漢なイメージのある早霧さんに対し、望海さんは真面目でコツコツ努力を積み重ねていくイメージがありますが、雪組で1期上級生の鳳翔大さんは望海さんの真面目さをこう分析しています。
「『ルパン三世』の時、自分の真面目さが嫌だってすごく言ってて、アドリブが出来ないことを真剣に悩んでいたので、「真面目か!」って(笑)
私はだいもんと真逆で、砕けたかけらを集めて修正するタイプだけど、だいもんは自分で砕こうとしている。
でも、何でも出来て無敵なのに自分の弱点を言えちゃうのは強みだなって。オフもめっちゃ良い子。情に厚いし、変なプライドがなくて柔軟性もある。」
出典:©TAKARAZUKA REVUE2015より
ただの真面目ではなく、それを壊そうとする強さ柔らかさもある望海さん。トップに就任されるのがますます楽しみですね!