雪組の全国ツアー公演で再演が決定した「哀しみのコルドバ」は、今回で4回目の再演となります。「哀しみのコルドバ」の初演は、なんと30年前。その初演から、再演の度にその当時のスターや組の特徴に合わせて魅力的な作品となって演じられてきています。
今回はどんな「哀しみのコルドバ」となるのか?内容や配役、見所などについて今から早速考えてみたいと思います!
まさにタカラヅカ的なストーリーが萌える「哀しみのコルドバ」
「哀しみのコルドバ」は、スペインを舞台とした悲恋モノ。花形の闘牛士であるエリオは師匠の娘であるアンフェリータと婚約して順風満帆な生活を歩んでいたところに、初恋の女性エバと再会します。エバは貴族の後妻となっていましたが、貴族が死んでしまったために実業家ロメロの愛人となっていました。
エリオの親友のビセントは不倫がもとで決闘することになり、決闘には勝ったものの、闘牛士を続けられなくなり、人妻と駆け落ちをします。そんなビセントを責めたエリオでしたが、婚約者アンフェリータと初恋の人エバとの間で気持ちが揺れ動きます。しかしエバがロメロと手を切ることを決意したためにエリオはエバを選び、闘牛士を辞めることを決意します。
しかしその引退試合で、猛牛の角に貫かれてしまう…というドラマチックな内容のストーリーなので、タカラヅカにとても似合っている演目だと思うのは私だけでしょうか?