配役&ポスター&感想から紐解く、雪組バウ「New Wave!」期待の若手スター

れいこ・ひとこよ永遠に!スターとして輝いた月城かなと・永久輝せあ

New Waveの中心メンバーとして、ほぼ出ずっぱりの活躍をした月城かなとさん・永久輝せあさん。

この2人にとって、「もはや、バウホールは小さすぎるのでは?」と感じるほどのオーラを発揮していました。

雪組でのラスト公演で、月城かなとさんは新たな高みへと登ったように思います。

これまでのイメージを覆すような熱いラテン、正統派の雪組生を象徴する日本物の歌唱、そして”大人の色気”を滲ませるロングコート!どの場面を切り取っても、トップスターのような風格が満ちていました。

千秋楽のカーテンコールでは、雪組恒例となった「絆!絆!」の特別バージョンとして、「絆!絆!れいこ!れいこ!」が登場。雪組メンバー・ファンにあたたかく送り出され、新天地でもますます活躍してくれるはずです。

永久輝せあさんは、歌も良し、踊りも良し、男役としての居方も良し。

本公演や新人公演でも大活躍の永久輝せあさんですが、こうしてじっくり歌やダンスを見ると、あらためてスター性の高い存在だなと感じます。これからの雪組を担うのは彼女だ!そう感じさせる活躍ぶりだったと思います。

名コンビとしてファンから愛されたれいこ・ひとこコンビ。
その集大成としてもふさわしいステージでした。2人で踊る「セントルイス・ブルース」や、「Night & Day」のデュエットダンス。この2人だからこその空気感が素敵でしたよね。

千秋楽では、まるで別れを惜しむように2人がハグする場面もありました。これからは月組・雪組と活躍の場は違いますが、さらに磨きをかけ、それぞれの場所で活躍してくれることでしょう。

「New Wave!-雪-」出演メンバーの活躍に注目!

New Wave!-雪-
出典:©宝塚歌劇団 公式HP
2017年 雪組公演 『New Wave! -雪-』より

残念ながら全員を紹介することはできませんでしたが、New Waveは一人ひとりの活躍なくては成功しませんでした。

下級生中心の舞台ながら、ここまでの熱量を感じさせてくれたことからも、雪組の持つパワーを感じます。New Waveで学んだことを生かして、これからの雪組を支え、引っ張っていってくれることでしょう。

New Wave公演も終わり、いよいよ次は早霧せいなさん・咲妃みゆさんのサヨナラ公演でもある「幕末太陽傳」がスタートします。月城かなとさんも、新たなステージへと羽ばたく時。今後の舞台は、ぜひNew Waveメンバーに注目しながら見てくださいね!

著者:海野りんご

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