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退団が惜しまれる花組トップ娘役・花乃まりあ これまでの活躍を振り返る

退団が惜しまれる花組トップ娘役・花乃まりあ これまでの活躍を振り返る

組替え、花娘・花乃まりあの誕生

2014年に花組へ組み替えが発表され、明日海りおさんのトッププレお披露目公演「ベルサイユのばら -フェルゼンとマリーアントワネット編-」ではロザリー役を担当。

花乃まりあ 新人公演

出典:©宝塚歌劇団 花組公演 『ベルサイユのばら—フェルゼンとマリー・アントワネット編—』 より

続く「エリザベート」では、本公演でのエトワール、新人公演でのヒロイン・エリザベート役に体当たりで挑みました。

蘭乃はなさんの後任としてトップ娘役就任が発表された後での演目でしたから、否応なしに注目が集まる状態。歌唱力などはまだまだ発展途中ではありましたが、堂々たるエリザベート。自らの運命に苦しみながらも、毅然と生き抜いたエリザベートの姿が、花乃まりあさんの娘役人生に重なるような熱演でした。

明日海りおの相手役としての花乃まりあ

そして、明日海りおさんと花乃まりあさんのトップコンビが誕生します。

明日海りお

出典:© 宝塚歌劇団 © 宝塚クリエイティブアーツ タカラヅカ・スカイ・ステージ  personal book 2010 LABO#6「明日海りお」 より

明日海りおさんは、早くから注目・抜擢され、ファンからの人気も高い”劇団の顔”の1人。

その相手役だからこそ、求められるレベルは当然高くなります。

突然の組替え、突然のトップ娘役就任に、当初から花乃まりあさんは不安に押しつぶされそうだったと、数々のインタビューで口にしています。就任1年目で台湾公演に行ったことをきっかけに退団を考えた、と退団記者会見でも話していたとおり、トップ娘役としての立場に本人も悩むことも多かったのでしょう。

しかし、舞台上では苦悩を微塵も見せず、どの役も魅力的に、明日海りおさんと息の合ったコンビネーションで魅せてくれました。

トップコンビは、夫婦のように”ラブラブ”の2人もいれば(早霧せいなさん・咲妃みゆさん、北翔海莉さん・妃海風さん)、学年も近く”舞台を作り上げる同志”の2人(珠城りょうさん、愛希れいかさん)もいるなど、そのあり方はさまざま。

明日海りおさん・花乃まりあさんにおいては、「師匠と弟子」だったと本人たちが対談で語っています(宝塚GRAPH 2017年2月号「花乃まりあサヨナラ特集」より)。

作品をより良くしようと、日々ダメ出しをしてくれる明日海りおさん。

花乃まりあさんは、できずに泣いてしまった日もあったとか。それでも食らいつき、毎日努力を続けたからこそ、作品を重ねるごとに2人の方向性がピタリと合い、花組の魅力が増して行ったのだと思います。

魅力的なトップコンビとして、これからもさまざまな関係性がみたいと思っていた矢先の退団は、やはりファンとして惜しまざるを得ません。

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